2009/10/14(水)03:58
グランフォンド八ヶ岳 大会当日編2
前回に続く、大会当日編。
一番の激坂区間。海岸寺への上り。最大14%。サイコンではもっと大きな値が出ていた。写真ではわからないけれど、実際には相当のもの。これまでの体力消耗&急坂で、上り始めで立ちゴケしている人を見かけた。恐るべし。全員がダンシングしていた区間はここだけ。
わたしはシクロパビリオンで習ったリラックスを心がけて、上ハンドルを持ってゆっくりとマイペースで。つねにインナーロー(フロント34T、リア27T)。ノーマルクランクで上っている人たちが信じられない。
ようやく頂上なのだけれど、下ってもすぐに上りになるのがつらいところ。
このあたりはソバの栽培地域。左右にはソバ畑が広がっている。
それにしても下りに入ったと見せかけて、ふたたび現れる上り坂。この果てしなく続く上り坂には遠い目になってしまう。
ようやくエイドステーションに到着(80キロ地点)。一番の難関区間だっただけに、芝生で寝転がっている人多数。また、ぼやきまくっている人も多数いた。わたしもここでは長めの休憩。
また悪いくせで水を飲みまくり。これからまだ上りがあるのに大丈夫なのか?
まただいぶ暑くなったこともあり、長袖のインナーを脱ぐことにした。かさばらないことを考えればウィンドブレーカー&アームカバーがいいのかな。
アソス アームウォーマ ブラック
途中八ヶ岳高原大橋の長い下りで最高速70kmを記録。道に滑り止めの縦みぞが入っていてすごく怖い。眺めがよかったので写真を撮りたかったけれど、スピードが出すぎて止まる余裕なし。
また甲斐大泉駅前のきつめの坂を上って、泉ラインの下り。ここは気持ちのいい下りなのだけれど、楽しんで走るというよりは回復区間。
甲斐小泉の駅を越えて、またもやきつい上り。ここから八ヶ岳高原ラインまで約3キロ、平均勾配8%の上り。このあたりでは6キロ台連発。歩いている人も目立ってきた。個人的には、激坂区間の次につらかった。
八ヶ岳牧場のあたり?
ようやく八ヶ岳高原ラインへ。
ゴールまで約15キロ。下りで一度通った道を上っていく。下っているときには、この逆は大変だろうなと思ったのだけれど、これまでが大変すぎたこともあって、意外につらくなかった。
先ほど休んだばかりだったので必要は無かったけれど、寄っている人がいたので、つられてまきばレストランへ。ここはジャンボバーガーが有名。
ソフトクリームだけを食べる予定が「富士桜ポークのねぎまベーコン」まで食べてしまった。だってラス1だって言うんだもん。こちらのソフトクリームは、清泉寮と比べるとさっぱりタイプ。自転車に乗っているときには、こっちの方がいいかも。ベーコンは脂身たっぷりだけどおいしいよ。
ようやく最後の上り。ゴールまで2キロ。斜度8%。ここでもペースを崩さず、苦しくないマイペースで。
途中funride編集部の人たちの声援を受けながらもマイペースで上る。ようやく駐車場に入ると斜度が緩やかになり、ゴールをめがけてダッシュ。自分でもビックリするくらい足が残っていて、いきなりトップスピード。
みんな完走を味わいながらゆっくりとゴールしているなか、一人だけ猛ダッシュでゴール!!!
先にゴールしていた友人からは「場を読めなさすぎ」「そんなに足が残っているならば、もっと前から頑張れ」「いきなり加速したので写真を撮り損ねた」など散々。
とはいえ、完走できてよかった。スタートから約8時間。富士ヒルクライムの屈辱的な成績(完走したなかでは下位5%)から比べれば、多めに休憩を取って600位台は満足のいく成績(約1200人出走)。
走り終わった直後の感想は「80kg以上の人は出ちゃいけないイベントだ」ってこと。坂がきついのはもちろんのこと、どこまで続くかわからない上りの長さには心が折れそうになった。そしてこのようなイベントでもなければ、こんなハードコースを走りきれなかっただろうと言うこと。
といいつつ、楽しさもあったので来年も参加しちゃうかも。でもスタート会場をもっと違うところにするか、シャトルバスを出して欲しいな。
帰りは清里駅から小海線で。
山のシルエットが日本画のように美しい。実物はもっときれいだった。
大会関係者スタッフ、ボランティアの方々、ありがとうございます。つらいけど楽しい経験ができました。
よかった点
・エイドステーションが充実している
・補給食がおいしい
・風景がきれい
・誘導は完ぺき
要望:
・スタート会場が山の上はつらい。せめてまきばレストランあたりで。
もしくはシャトルバスを出してほしい。
・一ヶ月くらい前のほうが寒くなくていい
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