2017/07/09(日)18:00
グレイスワイン オープンカレッジ 2017 春 Part1
山梨県北杜市のミサワワイナリーで開催された「グレイスワイン オープンカレッジ 2017 春」に参加してきました。本来はプロ向けのセミナーなのだけれど、定員に余裕があったらしく潜り込んできました。同じ名前の愛好家向けセミナーもあるけれど、参加料金などのシステムが違うみたい。
明野農場は、韮崎からひたすら登ったところにあります。そういう意味ではサントリー登美の丘のような地形です。
こちらが明野農場長。メモを紛失して名前は失念。すみません。
ソムリエや酒屋、ジャーナリストなどプロ向けのため、仕立て方法のVSPとGDCの違いとか、難しい質問がたくさんありました。
説明でいくつか記憶に残っているものを書くと以下の通り。
・仕立て方法は畑によって変えている。
・甲州でも複数のクローンと台木を試している。違うものを使うのは研究とリスク分散のため。よくなかったものは、マッサールセレクションで選んだものに植え替えている。
ちょうどブドウの花が開花していました。
畑の見学が終わったあとはゲストハウスへ。以前は一般開放していたけれど、今年の1月からクローズし、イベントのときだけオープンになっています。醸造に集中したいからと言ってましたが、接客スタッフの人件費も大変なのでしょう。それにグレイスは売り切れているワインが多いしね。
鳥居平と菱山の石。数キロくらいしか離れていないけれど、違う土壌。
最初は金子氏による解説
デュニ・ドュブルデュさんとの出会いが大きかったとのこと。醸造にドライアイスを取り入れたのは日本で一番はじめ。NHKでその様子が放送されたところ、酒税担当のお役所から連絡があり、当時果実酒でドライアイスの使用が認められていなかったため、慌てて法改正の手続きをしたとか。また一部では知られているけれど、グレイスではシュールリーも行っていない。
テイスティング
グレイスロゼ 2016
グリド甲州 2016
グレイス茅ケ岳 2016
グレイス甲州 2016
グレイス甲州菱山畑 2016
グレイス甲州鳥居平畑 2016
グレイス甲州鳥居平畑プライベート・リザーブ 2016
どれもグレイスらしい完成度だけれど、いま飲んで一番好きなのは、一番安いグリド甲州。メルシャンのようにピンクがかったスタイルでは無く、外観は透明。軽い苦みがいいスパイスになっている。
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続く。