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ワインと絵画がある生活

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2018.06.11
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カテゴリ:ワイナリー紀行
前回の続き。

垣根甲州の畑から戻って、いよいよテイスティング。


まずは甲州2種の比較。

ジャパンプレミアムは買いブドウで、登美の丘甲州は自社畑。

ジャパンプレミアム甲州 2016
オレンジなどの柑橘類。甲州らしいシャープな酸がありながらも、勝沼と比べると少しふくよかなのは例年通り。何度も飲んでいる安心銘柄。これが1500円くらいで買えるというのは恐るべきコスパ。

こちらは一部凍結濃縮の果汁も使っているとのこと。はじめて聞いたので調べてみると、サントリーさんのWebサイトに記事がありました。
甲州種ぶどう果汁の凍結濃縮製法

登美の丘ワイナリー 登美の丘 甲州 2017
こちらは自社畑産の、いわゆるドメーヌもの。以前のビンテージでは樽を少し使っていたけれど、このビンテージからは樽は不使用。味わってみると、ボディを構成するエキス分が上昇。ミッドからアフターにかけて蜜のようなニュアンスが残るのが印象的。

たしかに違うのは分かるし、手がかかっていることも分かる。しかしこちらは4000円くらいで、ジャパンプレミアム甲州の2倍以上となると...。ジャパンプレミアム甲州のコスパがよすぎるのも原因なのだけれどね。栽培の和田さんががんばっている姿をまぶたに浮かべて飲めば、また違うかなと(笑)。そして2、3人の少人数で1本をじっくり飲めば、また違うと思う。

じっくり味わうと味わいの傾向が違うので、単純な上下という話では無くて、天ぷらのようなものに合わせるならジャパンプレミアム。魚のムニエルのような、もう少ししっかりした料理ならば登美の丘甲州という使い分けでもいいかもしれない。

甲州を、どのようなスタイルで作るかというのは悩ましい問題だと思っていて、樽などを使って明確に違いを出すのか、それともテロワールを押し出してピュアに作るのか。それ以外の技術要素を組み合わせるのか。

山梨によく行くこともあって、ワイナリーごとの水平テイスティングのような機会には恵まれているほう。まったく同じ銘柄でも、その時々によってあまり変わらないと思うこともあれば、特定の銘柄だけが飛び抜けておいしいと思うこともあるので、瓶熟のタイミングなど、さまざまな要素が絡み合っているのだと思う。

少し脱線したけれど、今回飲んだ印象は「違いがあってよかった」というのが第一印象。なぜならば昨年春にグレイス ミサワワイナリーで開催された「標準アイテム水平&明野甲州垂直テイスティング」では、思ったほど違いが少ないと思ったから「そのときのブログ(これこれ)」。さらにフラッグシップの明野甲州を垂直で飲んでいるのに、一番安いグリドを一番おいしいと思ったんだよね(汗)。



甲州でいろいろ書いたので、ここからはショートコメントで。
登美の丘ワイナリー 登美の丘 赤 2017
2012や2013のようなグレートビンテージと比べるとボディは軽めでミドルボディ。M52.6%、CS23.9%ながら、カベルネからくるミント・タンニン。

今後発売予定の塩尻産メルロ
土っぽさも含め日本のメルロらしい味わい。こちらは登美の丘赤より好み。時間がたつとだんだんよくなってきた。

ジャパンプレミアム岩垂原メルロ 2013
黒コショウやスパイス。ふくよか。2013年は、昨年秋に個人的に飲んだけれど、まだ早いかな(そのときのブログ)。

登美の丘ワイナリー登美 赤 2013
CS49%, M29%, CF20%, PV2%。こちらはIWC金賞部門最高賞を取ったビンテージ。フラッグシップらしい立体感や複雑性はありつつも、クローズ気味であまり香りが立たず、まだタンニンも多い。幼児虐待とは言わないけれど、あと5年は待ちたい。


試飲のあとはワインショップへ。


こちらで有料試飲したのは、こちらの2アイテム。

メルロ&カベルネ・ソーヴィニョン ロゼ 2012
日本のロゼではトップクラスの一つだと思っている、セニエで作ったこちらのロゼ。開けたてのニューボトルだったけれど、酸化傾向でピーク越え。2012年でチョイ古なのが原因なのか、ボトル固有の問題かわからないけれど残念。

カベルネ・フラン 2012
何度も飲んでいるカベルネ・フラン2012。チョイ熟もあってシルキーな酒質が印象的。いま飲んだ点では今日一番。

つづく。
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最終更新日  2018.06.23 14:18:11
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