2011/06/19(日)05:59
旧三笠ホテルと白糸の滝、鬼押し出し園
久しぶりの更新となってしまいました。
本日は、軽井沢の観光スポットを少しご紹介したいと思います。
私が、最初に軽井沢に来た際に感じたことは、観光スポットが少ないな、というものです。
軽井沢と言えば、軽井沢プリンスショッピングプラザに代表されるように「お買い物」と「ゴルフ・テニス」の街であるという印象です。
私個人としては、自然に触れ、景勝地を見てこその観光、という気持ちもありますので、そういう意味では軽井沢は物足りないものがあります。
しかしながら、ひとくちに軽井沢と言っても広いものでして、視野を広げて見れば、行って見る価値のある観光スポットはあります。
先ずは、「旧三笠ホテル」をご紹介致します。
軽井沢の歴史を感じさせるクラシックホテルで、現在は国の重要文化財に指定され、保護されています。
このホテルの開業は1906年(明治39年)5月。 建物は、日本人の設計による純西洋風建築で、文化人財界人が多く宿泊したことから、「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれていました。
客室数は30、定員は40名ということですから、現代の感覚で言えば小さなホテルですが、迎賓館としてのホテルであったことや、時代の違いを考えれば立派なものだと考えられます。
戦時の1944年に一度休業し、その後三笠ハウスの名称で営業を再開、1970年(昭和45年)まで営業を続けたということです。当時の最先端、最高級の設備が備えられており、実際に館内に入って見学することができます。
廃業の時点で竣工当初のおよそ50%の建物が現存している貴重な建造物です。
是非、一度足を運んで頂きたいスポットです。
旧軽井沢エリアを白糸の滝方面に上っていく途中にあります。
当ホテルからは、車でおおよそ30分です。
続いては、その白糸の滝です。
白糸の滝と名づけられた滝は全国各地にありますが、水の美しさと静寂さという点では、この軽井沢の白糸の滝は他と比較しても一見の価値があるのではないかと思います。
私自身、実際に、山形の最上川にかかる白糸の滝や、山梨・静岡の白糸の滝などを見に行ったことがありますが、こちらの方が「マイナスイオン」を感じました。
また、この滝が特徴的なのは川の水が流れ落ちている滝とは異なり、地下水が岩肌から湧き出して細い糸状に幾重も降り注ぎ滝を形作っているという点です。
日本庭園の箱庭を感じさせる佇まいです。
旧三笠ホテルからは車で30分ぐらいの距離です。
白糸の滝から万座・嬬恋方面に更に上っていくと、日本一の奇岩地帯「鬼押し出し園」に辿り着きます。
まるで日本のカッパドキア!非常に変わった風景を見ることができます。
これは1783年の浅間山の噴火の際に流れ出た溶岩が固まって出来上がったものなんだそうです。
あたり一帯に広がる溶岩のゴツゴツした眺望は、ここでしか見ることのできないものです。
当ホテルから車で約1時間の距離です。
是非、一度お越しください。