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この作品も、1999年ころに書きました。
北海道を舞台というのがテーマだったような記憶があります。これも、ボツ…。
主人公は中学一年生の女の子ですが、応募したジャンルは小説で、児童文学ではありません。大人になりかけている世代。その同世代の人たちや、大人にも
読めるような話が書きたいと思うことがありますが、なかなかぴったりの公募のジャンルがありません。
北海道は、3度、行きました。青春18切符を使って20日近く滞在したこともあります。富良野は、「北の国から」の舞台になった所であり、どうしても行
きたいと思い、2度訪れました。作中に、瑠奈が祥と自転車で富良野をまわるシーンがありますが、わたし自身がそのコースをたどりました。起伏のある広い台
地で、道に迷い(というか、あまりに果てしなく続くのでこの道でいいのか不安になりました)、畑仕事をしていた人を大声で呼び、道の確認をしました。「い
いところですね」というと「広いだけでね」といわれました。夏のいい時期にほんの何日か旅行で滞在するのと、実際に住むのとでは、想像に及ばないくらいの
違いがあるのだろうと思います。それでも、北の大地に対するあこがれは、今なお、わたしの心に強くあります。
最近でこそ、ニュースになり明るみに出る“虐待”。
成長しようとする子供の芽を摘み取ってしまうような行為です。芽を摘み取られた子供は、何かをしようとがんばろうとすると萎縮してしまう。
虐待は繰り返されるとも聞きます。永遠に終わりのない食物連鎖のようで悲しいです。お互い歩み寄ろうという気持ちがあっても、歩み寄れない隔たり…。
親からの虐待を認識しはじめた瑠奈が、夏休みに訪れた富良野のいとこが経営するペンション。そこであらためて自分と向かい、客として訪れた祥と過ごす時間
で、一歩大人にな
るひと夏を描きました。
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