●鏡が割れた、深い事情
わたしは、かなり物は大切にする方だ。
大切にするというか、気に入ったものはとことん使う。
お化粧する際に使用していた鏡にしても、そう。
15年くらい使っていた。
それが、なんとその鏡が割れてしまった。
鏡が割れるなんて、なんか不吉
その割れ方がまたすごい。
机の上においてあった、生茶185g入りのカン。
それが落ちた拍子に、ガシャーン!!
と、事実をそのままに書いたが、
多分、この光景リアルに浮かばないだろう、とも。
どうして缶のお茶で、鏡が割れる!?
鏡は、畳の上に置かれていたから…。
鏡の面を上にして、である。
本来、鏡は、壁につるしたり、ちゃんと置けるような感じの造りになっている。
わたしの鏡も、当初はそうだった。
買ってもらったとき、1万円くらいした記憶がある。
わたしにしては、高いものを買ってもらった。
だが、アンティークな造りが気に入ったのだ。
長い歳月で、だんだんとその鏡も壊れてきた。
ひとつ、ふたつ、こわれた箇所が増えていき、
最後は、鏡そのものだけが残ったのだ。
使う時だけ、うしろにカゴを置き、斜めに立てかけて使っていた。
←(きのうの日記に載せた写真。)
そんなわけで、座布団カバーを探したついでに、100円ショップでこの鏡を買ってきた。
前のもこれと同じくらいの大きさで、色はもっと濃茶色。
周りのフチは、値段だけあって、当然もっとおしゃれな感じ。
「顔がゆがんで見えない?」
100円という値段をバカにしてか、母がのぞきこむ。
「いいえ、それなりに写ります」
母にも、普通に見えたらしい。
それにしても、たかが缶1本。
それが落ちる衝撃って、すごい。
70キロのタンスが倒れてきて、寝ていた人を直撃すると、
その衝撃が1トン以上のものになるとテレビでやっていた。
そのスモール版を目の当たりにした感じ。
物が直撃する…。
地震対策にいろいろやってみたが、実は一番心配なこと。
このようにパソコンを使っている時、すわっている場所。
この真上に、なぜか神棚があること。
頭、直撃になりそう
「神さまがいないんなら、処分しようよ」
しきりに訴えているのだが…。
でも、本当に神さまがここにいて、
それで、もし落下して怪我でもしたら…。
何のための神棚? 神さま?
100円の鏡、また15年くらい使えるだろうか。