想い出の中に・・
お正月の二日・・TVでは特番続きです。こんな特番があまり好きではない私ですが今朝はふと目に留まる番組がありました。「風の歌が聴きたい~音のない世界に生きる聴覚障害夫婦の16年」というドキュメンタリーでした。「美しい音が聴こえない寂しさ」というナレーションに、ふと「寂しい音も聴こえない」なんて思ってしまった私でした。でも、次の場面で大粒の涙がこぼれ出しました。「もし聴こえたら何が聴きたいですか?」との問いに、妻の久美子さんが「お父さんお母さんの声が聴きたい」と答えたのです。「そうなんだ・・ご両親の声を聴いた事が無いんだものね・・」胸が熱くなりました。そして、私はさらに泣き続けることになったのです。私の両親は高齢の為、4年前に相次いで亡くなりました。その両親の声が、今も私には聴こえてきたのです。それは多分今までも・・これからも・・2人を想う度・・私の名前を呼ぶ父・母それぞれの声が、まるで聴こえてくる様に想い出せるのです。しかも、私はその事に少しも気付いていなかったのです。聴こえるからこそ気付かない・・こんなに大事な事を、教えてくれた久美子さんに本当に感謝です。このご夫婦の16年の歩みは、単行本として出版され、ドラマはDVD風の歌が聴きたい デラックス版 / 天宮良になっているそうです。