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るびこん河わたる

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2006年11月03日
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カテゴリ:徒然
先日、ある受験生(18年度合格者)から連絡がありました。
その方は、アルバイトをしていた予備校で、私がガイダンスをした時にたまたま参加していた方です。私のガイダンスの話が印象に残り、合格につながったという報告でした。そのとき私がお話したのは、私の考える司法書士試験受験生の全体像と試験攻略の戦略戦術といった在り来たりのものでしたが、その方の置かれた状況と私の話がたまたまマッチしたもの思います。とにかく嬉しい出来事でした。


その後アルバイトをしていた当時の同期の知人に連絡を取ってみたら、その当時一緒に仕事をしていた受験生もたくさん合格したそうで、やはり予備校で問題をつくれる受験生のレベルの高さを改めて感じた次第です。


確かに合格者の中にも、能動的攻勢的な学習でなく、受身的、つまり予備校の言うとおりにして合格したという感じの人もいます。しかし、実務を始めて感じるのですが、同じ合格者といっても、能動的に業務に取り組んでいる人と受動的な人(自分の頭で考えて仕事を処理するのが弱い人)では、合格後1年経った今、かなりの差が出はじめているように感じます。これが2年3年と経てばもっと差が開いていくことになるでしょう。悪い例でいえば懲戒や業務停止を受ける人や刑事事件にいく人まで出てくる訳です。他人事ではありません。


ここで私は斎藤茂太翁の次の文章を思い出します。
「わたしたちは、過去を変えることはできない。それでは、未来はどうだろうか?もちろん、未来は変えられる。自分の意思でいくらでも変えていける。どうすれば未来は変えられるか?答えはひとつしかない。未来を変えようと思うなら、『今』を変えるのだ。過去が現在につながっているように、『今』は、未来に直結している。そして、あなたにできることは、ただ『今』をどう生きるか、という選択だけなのである。」(「今すぐできない!」自分を変える本 KKベストセラーズ)


つまり、司法書士試験に合格しようがしまいが、私たちに問われていることは常に同じだということを、合格者にも受験生にも、私は言いたいと思います。


私は昨年合格後、次のひとつの目標として合格者900人弱の中で実務の世界でその上位3%に残る事を目標にしました。そのために1年目の今年はその上位3分の1に妥当する仕事をすることを目標にしています。
何を基準にするか?それは自分なりに決めています。それでいいと考えています。とりあえず、独立問題解決力とでも言わせていただきます。


ところで、先月、同じような目標を持った同期の仲間と「実務勉強会」を立ち上げることができました。


司法書士の業務を始めますと、市民、債務者、債権者、銀行、不動産業者等から様々な依頼がきます。それぞれの顧客に対応する法的サービスを充実させていくためには、宅地宅建や土地家屋調査はもちろん、簿記や企業診断士や、弁護士・税理士等がする学習も必要です。なぜならば、依頼者はどこからどこまでがどの士業の業務なのかなどどうでもよく、自分の問題を適確・迅速に処理してくれることを望んでいるからであり、また持ち込まれる案件は複合的・有機的であって、試験科目のように範囲が明確なものではないからです。


最近よく、私は、事務所の人に「あなたは資格オタクですか?」と言われることがあります。今の私には資格は司法書士だけで十分過ぎますが、他の資格を取得しうる勉強は可能な限り必要だと感じています。その意味で「実務勉強会」は、「実際の実務を離れることなく」、ということが前提条件となりますが、有用であり、楽しいものになりそうです。


なんだか取りとめもなくなってしまいましたが、久しぶりに「司法書士試験」について書いてみました。





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Last updated  2006年11月04日 06時16分24秒
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