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2007/07/03(火)23:58

表示登記勉強開始

司法書士だからといって、全部事項証明書の表題部に書かれてあることの意味、つまり、不動産の物理的現況やその変化の取引上の重要性が分かりませんでは、話にならないので、表示登記の勉強を始めることにしました。 調査士試験17年・18年の択一各20問をやってみて、民法3問・調査士法1問を除く、表示登記に関する出題16問を大まかに分析してみました。 その結果、私は、そのほとんどが不動産登記法・登記規則・準則の条文をベースにした出題であると判断しました。そこで、回り道はせず、調査士の過去問を活用しつつ、条文の意味を理解することに重点を置き、実務上問われる問題に関しては「月刊登記情報」を活用するという方法でとりあえず、表示登記の学習を開始することに決めました。 司法書士でも一定の表示登記は、一定の条件の下、申請することができるので、調査士資格の取得を現段階では躊躇しています。実際の問題としては、図面の作成まで手が回らないということはあります。調査士試験は記述式(図面も含めた書式)問題の比重がかなり高いのです。また、調査士の土地測量分野の事務所への負担がかなり大きいというネックをどう解決するのかという問題もあります。 しかし、開業の準備(司法書士業務をどのように充実させるか)との兼ね合いでプラスになると判断できれば調査士資格も取得し、不動産登記全般の専門家としての地位を地域の中で確立 したいとの考えもあります。 司法書士が業者から仕事を依頼される場合に、よく取っ掛かりの表示登記部分で躓くことが多いそうです。とりあえず、当面は、それをなくすことを目的に表示登記の学習を進めていきたいのです。 そこで、まず、新法になって、これまでの先例の多くが、準則に集約されていると見て、準則から始めることにしようと思います。

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