|
カテゴリ:自己紹介
「ぽんぽんぽんぽん・・・」
「ぽんぽんぽんぽん・・・」 「ぽんぽんぽんぽん・・・」 夏の夜の 永きに響く木魚音 隣は何をする人ぞ 平和な築浅マンションに夜中に響きわたる木魚の音。 しばらく聞いていると鳴り止みました。 んー、なんか宗教でも始めはったんやろかー? ちょっといややなー。 と思いましたが、鳴り止んだし、まあ寝よか、ということで ベッドで目を閉じたころ、 「ぽんぽんぽんぽん・・・」 「ぽんぽんぽんぽん・・・」 「ぽんぽんぽんぽん・・・」 えー! ちょっと待って、すでに12時を回っています。 明確に聞こえる木魚の音。 どこから聞こえんねん、ということを確認しなければなりません。 明らかにベランダの左端の方から聞こえるのです。しかも、どうも 上の方から聞こえてくるような気がします。当時、私が住んでいた 部屋は3階の角部屋でしたし、隣のベランダとはベランダの右端側で 接続されていましたので、ベランダの左端側は空中ということに なります。ベランダの左端の方から聞こえるということは、隣とは 関係なく、上下階のどちらかということになります。そして、方向 からして上の方から聞こえてくるように聞こえるので、上の階の人 が叩いていると強く推測できるのです。 そこで、より確実に音源を特定すべく、ベランダのガラス戸を開けて ベランダの外に出てみました。しかし、ベランダに出てみると先ほど から聞こえた「ぽんぽんぽん」が聞こえません。 よくよく聞き耳を立ててしばらく待ってみましたが、聞こえてきません。 んー、やっと止めはったんかなー、さすがに12時回ってるしな。。。 さあ、寝よ寝よ、明日も早いし、とベッドに戻ると、しばらくしてから また聞こえて来るではありませんか。 「ぽんぽんぽんぽん・・・」 「ぽんぽんぽんぽん・・・」 「ぽんぽんぽんぽん・・・」 これはノイローゼになる、と直感しました。 しかし、相手は夜中にかまわず木魚を叩く輩、もめると 厄介そうだし、誰がこの辛さを解ってくれようか。 最悪は裁判か、というところまで瞬時に到達しました。 こういうのは証拠が重要であります。 そこで、MDにマイクをつなげて録音すると共に、何月何日の何時から何時 まで、何分間、木魚を叩いていたか、というメモを取りました。 次の日、2日目になると気力が小さくなっているのが自覚できます。 夜が寝れないんですもん。私は相当我慢強い方なのですが、 「これはあかん、我慢の限度を2日で超えた」、と思いました。 そこで、2日間のメモでは証拠としては最弱レベルというリスクを自覚しつつも、 「もう寝かせて」という悲痛の思いでハチ公不動産に電話したのです。 「あのー、XXマンションに入居しているrubier☆です。お世話になっています。 入居後、いままで快適に暮らしています。ありがとうございます。ただ、昨日辺り から夜中に木魚のような音がしていまして。どうも木魚を叩かれているようなの です。音の方向からして、おそらく上の階に住んでられる方なのかなー、と思う のですが、調査して頂くかして、私からは言い難いですので、ハチ公不動産さん から言って頂けないでしょうか。。。」 「えっ? 木魚ですか?? rubier☆さんは3OX号室でしたよね。 えーと、おかしいですね、その上の階はいま空き室で誰も住んで いないはずですが。。。」 「上の階は空家・・・」 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[自己紹介] カテゴリの最新記事
|