RuchiのOsho禅タロットからのメッセージ

2006/05/24(水)03:13

「過去」・・・

Ruchiのつぶやき(209)

ご質問を頂きました。 Ruchiさん 過去のメッセージを読み返してこのメッセージに目がとまりました。 今私は過去にお別れをしたいのですが、もう少し詳しくお話を聞かせていただけませんか? 宜しくお願いします。  ★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★ 過去に終わったことでも、心の中で終わっていないのなら、 それは過去ではありません。 抑圧するのではなく、きちんとお別れすることが大切です。    ★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★ ------------------------------------------------------ 「過去」というのはそれが起こった時を指しているのですが、 それが「過去」となって終わっていくのはまた別のことだという気がしています。 ボディワークをしていますと、それを特に強く感じます。 何かが起こる瞬間、それは今です。 何かが起こると、当然心の中に色んな波紋が生じます。 事実には良いも悪いもないのですが、人のフィルターがその事実を色分けします。 そして、それが受け入れたくない事実や、受け入れきれない事実の場合、 人はそれを無意識に封印してしまいます。 要するに「見たくない」のです。 でも、見ないからと言って、終わっているのではありません。 それは形を変えて、身体の中に潜伏しています。 もし、何かが起こった瞬間に、たとえ苦痛でも、たとえ辛くても、 それを感じきったときには、それは「過去」として後にすることが出来ます。 ですが、それを無意識にであっても、避けてしまうと、 それはずっと現在進行形になるのです。 つまりは、今も「心の痛む何か」として身体の中に存在し続けるのです。 だから、もし、それを終わらせようとしたら・・・ ある意味それを生き直すほかはありません。 光を当てて溶かすしか、方法はないのです。 自分の心はそれを知っているので、色んな機会を使っては、 それを思い起こす機会を与えてくれます。 同じような体験をすることで・・・ でも人はまた、同じように封印してしまうのです。 そうなると、今度はマインドは賢くなってしまいます。 そこに近づかないようにするのです。 だから、もし本当に自分の中の「過去」を終わらせようとするなら、 それを思い起こし、光を当て、溶かしていくしか方法はないのです。 すべての体験は、どの体験も自分に何かをもたらしてくれます。 そういう意味では、良い体験も悪い体験もないのかも知れません。 だから、できることなら、今、体験しているその瞬間に、 その瞬間をフルに生きる! 辛くても悲しくても、自分の心の中をすべて通過させていくなら、 そのことを通して、何かが終わりを迎えます。 そして、それはいつか笑って話せる「過去」になっているのではないでしょうか?

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