廃墟紀行

根岸競馬場跡

横浜市の根岸に、それはそれは広大な公園があります。
根岸駅から歩いて20分ほどに位置するその公園は、芝生を囲むようにジョギングコースや池が設けられ、競馬場だった名残からか馬の博物館などもある。

家族連れが休日を過ごすのにもってこいだし、春には桜もきれいなんだとか。
そんな公園の奥に鎮座する、かつての競馬観覧席・一等馬見所へ行ってきました。






馬見所内部。明るい場所と暗い場所が同居。
中はガランとしていたが、木材やら何かの部材などが置かれていて、資材置き場のようにもなっていた。





こんなところに馬の控え室？　何かを閉じこめておく設備にしか見えないのだが・・・。
いったい何のための鉄格子なのだろうか。




廃墟に差し込む光は美しい・・・。





J.H.モーガンという建築家によって設計されたというこの馬見所は、至る所に曲線が多用された造りになっている。





丸い窓。蔦で覆われている部分の裏側に来てしまったわけです。




天国への階段。ここをのぼると・・・・。





眺望のいい場所へ出られる。
それはまるで要塞に侵入するゲームに興じているとき、ダンジョン内部を探索しフロア内をくまなく歩いた後、ボスキャラのいる階へ辿り着いたような心境。
すぐ隣が米軍基地という立地条件のため、うっかりするとホントに天国に行けてしまうかも・・・。

探索：2006年6月