ほんわか介護とほんわか心

2006/05/19(金)18:42

介護度と自立

ほんわか介護、認知症とつきあう(122)

高齢者になれば、若いときより知力、体力が衰えてきます。 私のように若いときから疲れやすいと、だらだらしている人間も居ますが、おおむね誰でも若いときの方が元気。 自立というのは何を持っていうのでしょうか。 金銭的に自立。 体力的に自立。 知力的に自立。  体力とは歩くとき10mでしたっけ、自立歩行が出来るか・・。片足で立てるか。排泄は一人で出来るか。身支度は一人で出来るか。 高齢者の自立というのは、独居か、同居の家族がいるかでも変わってきます。 やっと伝い歩きなどという方も独居ですと近所に乳母車にもたれながら買い物に出かけます。 トイレも這わなくてはいけない人も、独居ですと一人で排泄が出来ることになります。 家族がいれば買い物は行かなくて良いし、トイレも介助してもらえます。夜間はリハパン、ポータ使用も可能です。このポータの後片付けを家族がすれば排泄は一部介助になりました。 独居の方が軽い認定になるかもしれません。 独居の方こそ訪問介護などの援助が必要でも使えないのかもしれません。 高齢者に若いときと同じように家事をすることを求められないでしょう。自立の人でも週に1回ぐらいの援助はあるといいなと思います。 それでボランティアの家事サービスなどが最近増えています。東京の生協でも1時間700円で家事援助のサービスをしてくれるようです。数日前生協で買い物をした折パンフレットをいただきました。 介護保険の家事援助はこうしたサービスに置き換えることもできますね。これからのケアプランでは・・。  ボランティアのサービスは社協では以前から行っています。やはり1時間700円でした。  ある利用者のお宅に伺ったときです。室内が何となく汚れています。テーブルも床もゴミが落ちています。昨日ボランティアのサービスが2時間入ったばかりなのですが・・。  2LDKを2時間あれば綺麗になるはず。とにかくゴミは落ちていないはずと思ったのですが。  よく聞きますと、その2時間に買い物に一緒に行って貰ったり、ほとんどおしゃべりしたりのようでした。掃除はあまりしていないのだろうと感じました。利用者本人も神経質ではなく大雑把なところが有りましたし、汚れていることを気にしていないようでした。  さて、話は変わりますが、介護保険も2割負担になりそうだ・・。多分なるだろう・・。ということのようですね。まあ以前から2割、3割当たり前になりそうだと感じていましたが・・。  2割負担は大変です。1割でも多額だと、限度額いっぱい使うことをしない人が多かったのです。  その点、施設ケアは限度額いっぱい使うので、以前は施設丸儲けといわれたものでした。でもなんだか施設も締め付けが厳しくなっていますね。  これから先どうなっていくのだろうと思うと暗澹とします。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る