ほんわか介護とほんわか心

2006/12/01(金)15:22

苦情2

ケアマネ物語(66)

本当は苦情の話はあまり言いたくはありません。 しかし、通り過ぎずにはいられないことです。 新しい会社で前任者を引き継いだケースです。 認知症はありません。被害妄想もありません。80歳を過ぎていらっしゃいましたがおきれいでお話も面白い・・。 あるとき起きられない、動けないと電話がありました。すぐにヘルパーにお願いし病院に車で行ってもらいました。当時は病院と介護保険とが曖昧で、通院時にヘルパーが暫く付き添っていることはうるさく言われなかったのです。 長くは入れないので後は私が行こうと思っていましたら、そのまま入院となりました。 まあ、その頃まではうまく関係がつながっていると思っていました。 退院後ヘルパーのはいる日を増やして欲しいといいます。 しかしご希望通りにはくめません。 そこから歯車がかみ合わなくなり、突如サービス打ち切りとなりました。 裏には他の業者が暗躍していたとかいろいろありましたが、私自身反省させられる面もあったのです。 苦情としてあげられたわけではないですが、ヘルパーの責任者の方に、私が威張っているとか偉そうであるとか、威圧感があるとか言ってきたそうです。 たしかに前職の薬剤師時代は「こうしてください」とか、「この方がいいです」とか「そんなことをしては駄目です」とか上から命令口調になりがちでした。もっと丁寧に言ってはいましたが・・、きめつけるような感じはあったでしょう。 ケアマネになってそのような言葉遣いはしていないつもりですが、まだそのような臭いが残っていたのかもしれません。 それから反省したと言うことではありませんが、まず微笑み、まず否定しないというところから利用者とお話するようになりました。 大事なことを教えてくれたのだと思います。 本当に離れてみて、今自分を育ててくれていたのは沢山の利用者です。

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