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カテゴリ:MOVIE REVIEW
<--制作費 $18,000-だそうです・・キル・B./ Weapon Of Mass Destruction ああ、紛れもないB級映画だ。 私は奇妙な満足感を覚えラストを見届けた。「金返せー!」と叫ぶもう一人の自分を抑えつけながら・・。ちょっとすごいです。こんな映画が作られてしまうという現実。そんな映画をプロモートする配給会社がある事実。タイトルからしてタランティーノの映画に便乗させてる魂胆丸見え。原題は Weapon Of Mass Destruction・・全然ちゃうし! つっこみどころ満載。これぞB級映画の醍醐味。本人たちはいたって真剣。作り手の言わんとしている事が切々と伝わってくる。主人公は売れない役者。フセインの首にかけられた賞金を狙い彼は単身イラクへと旅立つ。middle age crisis/男のロマン/芸のためなら女も泣かす・・彼を掻き立てるものは一体何なのか。 抑制のきいたユーモア。悪く言えば中途半端。作った人は実はすごくいい人やったりして。主人公がモルトリカーの看板モデルって設定(ピンプみたいな格好)だとか。妻と子供がアフロヘアだったりとか。端々にツボが隠されてる。制作費ウン億円の映画と並べられるとつら過ぎるけど、本当はこういう映画に真実が隠されてるのかもしれない。※これを読んで映画を見ても、当方では一切責任を負いかねます。 アマンドラ!希望の歌/ Amandla!音楽が武器になる。人の鎖ならぬ歌と踊りだけでアパルトヘイトと戦い続けた人々のドキュメント。舞台は南アフリカ。往年のシンガーが過去を振り返りながら、人々と音楽がいかに密接に結びついているかを語る。それと平行して紛争の犠牲になったスターの骨を掘り起こし葬儀が執り行われる。悲惨な過去を修復するような印象的なシーン。犠牲になった面々には遠い夜明けのモデルになったビコの写真も。武装する兵隊と素手で立ち向かう人々とのコントラスト。 劣悪な環境から傑作というものは生まれるのかもしれない。当時の曲はアップテンポで底抜けに明るく、レゲエのオールディーズにも似てる。ビニル盤の暖かい音。検閲に引っかかりそうなコードを「ほにゃらら」と変えて歌ったりダブルミーニングにしてみたり。音楽はメッセージ。世の中で起こっている事を大衆にわかりやすく伝えたり、絶望の中に光を与えてくれたりするんやなぁ。 最後はマンデラさんの釈放で人々の団結心もピークに達する。見てる側も映画と一体化する瞬間。こういう映画をもっと増やしてほしい。制作費ウン億円の映画なんかいらんから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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