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本屋を出た時、女子中学生とすれ違った。セーラー服+眼鏡+コミック雑誌。三種の神器ともいえるそれらアイテムは最強のハーモニーを奏で、20年前の自分と重なる。マンガや雑誌があれば幸せで、本屋は情報の宝庫だった。そんなピュアな自分を思い出したかったのか。私が手にさげたビニール袋の中身は占い雑誌。今日は米を買って帰るというのに。無邪気な乙女心(オエッ)は荷物がかさばろうがおかまいなし。
中学生の頃購読していたMy Birthdayは10代の女の子のための愛と占いの情報誌。ダメだ。たちはだかる年齢の壁。すると、あるではないか、姉妹(?)雑誌が!占い好き女性向け雑誌MISTY。折りしも今月号はふたご座特集。ガンダムのフィギュアやゲームに30代のサラリーマンがやっきになるがごとく、これが私の懐古主義。で購入。雑誌、それも女性誌なんか何年ぶり? 中学の頃は毎日の星占いで一喜一憂。ラブ運を示すハートマークの数が多ければ、好きな男の子への大接近を夢想し、ラッキーカラーのパンツを着用したものだ。通販では幸せグッズなるちょっとしたアクセサリーやお守りが売られ、私もフンころがし(?)をモチーフにしたペンダントを購入。古代エジプトに由来するというそれは三色あり、それぞれ赤は恋愛運、緑は勉強運、黒は全体運にツキを呼ぶという意味があった。私は黒のフンころがしを選び、それ一個で全部カバーしようというしたたかさ。その他にも度々そんながらくたに小遣いを費やした。幸せはお金で買えると信じていたのか。 買ってきた雑誌をめくると懐かしい面々。マドモアゼル愛先生(男)、マーク矢崎先生、ゲルマニウム温浴・・じゃなくてゲマトリアン占い。まさにその後のMy Birthday世代。もはや蝶よ花よの世界ではない。悩み相談も家庭問題などちょっとシリアス。西洋占星術を初めとし、四柱推命、風水、心理占い・・占いの種類に圧倒される。本末転倒では?って疑問はさておき、読み応えたっぷり。信じる、信じないは別にして、無宗教の私はこういう第三者の声を欲していたのかもしれない。そして、また違った楽しみ方も。広告&広告!「ブレスレットをつけた途端片思いの彼から告白されました!」「ペンダントで宝くじに何度も当選!」幸せ=男&金。その即物的価値観を掲げながら騙し騙されの図。ギャグや。 もう私はかつての私じゃない。「妖精とお茶会」を推奨する頭のはげたおっさんを客観的に見る分別は兼ね備えてる。そしてマドモアゼルが女性形だということも・・・。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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