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カテゴリ:MOVIE REVIEW
コーヒーはブラックで。アメリカン。何杯もガブガブいけるぐらい薄いやつ。ミスドのコーヒーみたいな。甘くて脂っこいドーナツと最高のハーモニーを奏でるあの味。あのドッシリした白いカップの感触も好き。一方家飲みは絶対カフェオレ。豆が安物なので牛乳で味をごまかすしかないのです。以上私のコーヒーの飲み方でした。
この映画には色んな人が登場し、コーヒーの飲み方も十人十色。「ダブルのエスプレッソ、ミルクは暖めて」と細かく指示する人もいれば、「まずい」といいつつ紙コップをあおる人がいる。中には紅茶党も。ウータンクランのRZAとGZAが中近東風の茶器で紅茶を飲む光景はクールでした。 コーヒーの黒とミルクまたは砂糖の白。テーブルはあくまで黒と白の格子柄。白と黒のコントラストにこだわりぬいたジム・ジャームッシュの美意識。オムニバスでこまぎれにブラックアウトするところが、初期の作品ストレンジャー・ザン・パラダイスとダブる。私のイメージでは彼の映画=モノクロ、ブチブチ切れる、なのでそういう点ではいかにも彼らしい作品と思った。 また、同じ俳優をよく使う。スパイク・リー弟、トム・ウェイツ(ってジャームッシュ映画に出てるのしか知らない、歌手らしいけど?)、イタリア俳優(名前忘れた)、RZA・・そしてバンコレ。ハリウッド映画ではあまり見ない顔ぶれ(それがまたいい)。橋田壽賀子ドラマのキャストのように、そこだけで生息する生き物みたい(橋田壽賀子なんかと一緒にすんなって?そうでした、すんません)。 注目は音楽。付録のインタビューで、選曲は最も楽しい作業の一つ、と自身が言っているように、その幅広さとセンスには脱帽。ゴースト・ドッグでOldiesレゲエがかかった時にそれは証明された。今回はバンコレのシーンのBGM。控えめに流れるスカ!ウマイ、ウマ過ぎる・・。共通点なんてまるでなさそうやのに絶妙なバランスを見せるのがジャームッシュワールド。 インタビューを見たらジャームッシュって関根ツトムに似てると思った。そしてウサギにも。もちろん共通点は皆無。
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