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カテゴリ:MOVIE REVIEW
招かれざる客 (1967)
あんなぁ、何も相手が黒人やから言うてるんとちゃうねん。アンタまだ23で世間もよう知らんやろ。それを37歳で、結婚経験のある男と知り合ったばっかりで、結婚もくそもあるかいな。冷静になってよう考えてみ。1年2年つきあってそれから結婚しても遅ないやろ。恋に落ちたらな、周りが見えなくなるもんやねん。冷静になって考えてみい、言うてるねん。 というのが私の意見。キャサリン・ヘプバーン扮するお嬢様の奔放ぶりがうまい。危なっかしさに思わずこっちが親心。シドニー・ポワチエ、若っ!背筋をピンと張ったとことか、鋭い目線とかがどことなくデンゼル・ワシントンに似てる、と思うのは私だけ?かなり昔の映画なので「ニグ○」「カラード」といった言葉が頻繁に出てきて「ブラック」はあまり聞かれなかった。これも時代でしょうか?(バーニー・マックのGuess Who?の白黒逆転オリジナルとchamiちゃんとこで知りました) 古い映画、名作、いいですね。はりぼてのセットとか(石、軽そー!みたいな)わざとらしい空の色とか、今見ると雰囲気ある。ロケは最小限で、ストーリーの大半は同じセットの中で展開。舞台みたい。その分俳優の演技とセリフが光り、登場人物の心理描写が見せます!(え、橋田壽賀子ドラマ?うーん・・)ここにもシンプル・イズ・ベスト。 公民権運動がリアルタイムだった頃、この映画の家族のようなリアクションが多数派だったのだろう。表面上はリベラルに振舞っても、身内の問題となればそれはそれ、これはこれ。欺瞞、偽善と本音が渦巻く葛藤がこの映画の見せ所ではないでしょうか。40年たった今、少しは時代もかわったんちゃうかな?そう信じたい。「わしが生きてる間は変わるかー!」とお父さんのセリフでありましたが、今生きてたら90歳近く?かなり進歩したよ!お父さん。 冒頭で述べたように、黒人云々ではない。知り合って間もない男と23歳で結婚という所に私は引っかかった。(まぁ、「黒人」が問題なら、私の隣にいる人は?って話やわな・・)「自分の娘が白人の男連れてきたらどうする?」と投げかけると「・・本人のチョイスや」って「・・」の間は何や。私の場合、幸い父は母と離婚してて縁が切れてたから反対はなかった。でも死んだ祖母だけは「子供できたらおかしなん生まれる」とか言ってた。やっとその「おかしな」のを身篭ったのに、披露できないのは残念(罰当たりですか?)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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