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カテゴリ:MOVIE REVIEW
誘拐犯 The Way Of The Gun
手にしたものが意外にも掘り出し物だった時ーーーこんな嬉しいことはない。最初は、ベニシオ・デル・トロ見たさの、ミーハーな動機だった。期待値が少なく、先入観もなかったせいか。漠然とした予感は話が進むにすれ、確信へと変わっていった。 こういう映画、好き。 まずロードムービーということ。典型的な安モーテルが舞台に使われてること(こういうホテルに泊まるとまるで映画みたいでテンションあがる)。B級、といっては語弊があるか。深夜映画にあるような空気感。臨月ジュリエット・ルイスを誘拐し身代金を狙うストーリー。はちきれんばかりの腹ぼて(うそっぽさが逆に救い)はマシンガンより脅威を感じるのはなぜ。大金をめぐる、それぞれの人間の本音と建て前が交差し、結末やいかに?というドキドキ。それに平行し、「う、産まれるかも・・」という別の緊迫感も。最後はサスペンスを通り越しナンセンス。娯楽作品に徹するラスト。ドンパチはマカロニウェスタンを彷佛とさせる。最近、映画の中の銃の扱いに食傷気味でしたが、ここまでいくとパロディ。ドリフの8時だよ全員集合(西部劇編)を思い出した。 ベニシオ・デル・トロの脱力キャラがいい。口癖は「Don't matter」生まれ変わったらこんな男になりてえ(抱かれたい男、とかじゃなく)。「21グラム」(このレビューも書こうと思ってそのまんま)の彼はあまりにつらすぎた。こういう軽~い役が一番いい味がでる(と思う)。 脇役で光るTaye Diggs。美しい男とはまさに彼のことをいうのだと思った。いい男が二人も見れて、ひとつぶで二度おいしい作品となりました。B映画発掘の旅はまだまだやめられません。
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