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カテゴリ:MI A BREED
食い気は全ての原動力である。運転が怖くて近所のスーパーどまりだったのが、勇気を出して回転寿司へ。SUSHI。ジャマイカで最も食べたかったモノ(または納豆)。ファンシーで繊細で、郷愁の全てがそこに凝縮されてた。
国道初走り。ミラーに映る後続車。あおられてる、とパラノイア。15分ほどのドライブが永遠に感じる。まずは図書館へ。この市の図書館(各町に1軒)の充実ぶりがすごい。利用者数は全国トップレベルだと言う。児童書数だけでもこの数・・探すのにひと苦労。しかも借りれる数はお一人様30冊までだからたまらない。・・2週間じゃ読みきれない。マンガもあり「ホットロード」全巻借りてしまう。なぜかジャマイカでムショウに読みたい時があった。 次は本日のメイン。「つぎ、すーぱーいこ!」とボン。彼はまだ本当の楽しさを知らない。ドアを開けた途端、彼の目に飛び込んだ「回り続ける食べ物」。こじんまりした店内には熟年、年配カップルが肩を並べる。平日のこの時間帯、こういう店で食を共にする中年男女のエロチシズム・・。子供の存在忘れ、下世話なイマジネーションを暴走させつつ、ボックス席へ。「おしぼり」の存在を忘れ、ハンカチ持参で洗面所で手を洗う親子(ボン&私)。うちの母にいたっては、ビールサーバーをお湯と間違い湯のみにそそぐ。場慣れしてない三世代客。 人間の感情が入り込む隙のない、ただ無機質に回り続ける小宇宙。ここで見出されたエンターテイメントは今や海外にまで進出している。ボンはベルトコンベアーの動きにただ目を奪われるのみ。私は今回のミッションに全身全霊をかける。こんなところで共有精神を発揮するうちの母。いや、これ個人プレイですから。不本意なもので胃を満たしたくない。ただでさえボンの残飯処理係を担ってるのに。 ひととおり胃に収め、オーダータイム(←遅い)。イクラ、明太子、ハマチ。オーダーしたものは回らないんです。直接手渡し、回転寿司なのに恐縮です。どんなに攻略法を考えても、結局量より質に走ってしまう悲しいサガ。隣のテーブルの女性二人組み分を一人でたいらげてしまった。食事制限も忘れて。 ラストは大型スーパーへ。衣食住お中元と全てのニーズにこたえるショッピング施設。キレイすぎる・・何もかもが。お酢だけでもこれだけの棚を占めてる。リンゴ酢、ポッカレモン(?)、etc。。豊かな日本の象徴だ。そして若干割高。国産チキンはもも肉2枚で1000円もする。一羽500円レベルから来た者は輸入チキンについ手が。このプライスの中に施設維持費やご案内係の給料も含まれているのだろう。 ボン、この手の人工的異次元空間に踏み込むとハイパーが止まらない。派手に転倒。寿司屋の前でもこけてた。舗装されている道に、彼はまだ慣れない。 家にあるハギレでマタ服作り。レトロな葡萄柄。私の後は母の割烹着になる予定。 Pass The Dutchie/Musical Youth お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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