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カテゴリ:MOVIE REVIEW
こんな映画があったなんて・・。
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、脇役ながらブルース・ウィルスにシュワちゃん・・。超贅沢な顔ぶれにど派手なアクション。「アクション映画とは何ぞや」をまさに体現してるような。ファンじゃなくても嬉しすぎる面々。ジェイソン・ステイサムもジェット・リーも好きなんですが、この二人の2ショットが見れる「ローグ・アサシン」という貴重な映画があった。これはそれを上回る。一粒で何度でもおいしいとはこのこと。 ドルフ・ラングレンの近影が見れたのが感慨深い。一昔前の、ローカル局の昼間とか、深夜映画の常連という印象があった。恐らく俳優としてのピークは過ぎたのだろう(それはこの映画に出演する全てのメンバーに言えることかもしれない)。「あの人、どうしてるかしら今頃」という存在だっただけに、健在で何より。映画の中でも、影がある役回りで、「I'm still good.(俺はまだ行ける)」という台詞には凄味があった。「挫折」というのは人間が味わい深くなるエッセンスかもしれない。 エロなんかなしですよ。徹底的にハードコアです。ランボーしかり、スタローンほど禁欲と汗が似合う俳優もいないのでは?ひと昔前のアクション映画を忠実に再現した感じが随所に見られたパート1。「ああ、あの人も出てたらなぁ~」と私の思いが通じたのか否か、パート2には、その人物が登場! その名はジャン・クロード・ヴァンダム。かつて足しげく通っていた、今はなきレンタルビデオ店に思いを馳せる。クーポン券やら半額DAYを利用し、洋画を見あさったものだ。その中に彼の作品もあったと思う。ここではフランス語訛りのブルジョワ風悪役がはまり過ぎてて、狂喜してしまった。ジェット・リーの出番が少なかったのが残念。「しーゆーれいたー、ありげいたー」とあのたまらない英語を残し、画面から消えてしまった。 特筆すべきはやはりチャック・ノリスだろう。御年70を過ぎてるであろうが、そんな年齢は微塵も感じさせないヒーローっぷり。若干物腰が柔らかくなった様子で、吉本新喜劇の桑原和男氏を彷彿とさせていた。チャック・ノリスといい、桑原氏といい、ああいう人を怒らせたら一番怖いと思うのは私だけだろうか? 銃撃シーンはさらに過激化し、「こういうのがやりたかった」というパッションが画面から溢れていた。元高校球児が、おじいちゃんになって草野球やってるような。男のロマンの集大成かと思うと、目頭が熱くなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/01/09 08:36:00 PM
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