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カテゴリ:MOVIE REVIEW
最近テレビも映画もすっかりキッズ一色である。この手の映画も絶対見ないジャンルだが、何と言っても「トランスフォーマー」だ。ただいま「トランスフォーマー」がボンと私のマイブーム。携帯メールの着メロも主人公オプティマス・プライムの声にしてしまった。家事を始める前など、動く時はロボットが変身する音のマネをすることにしている。「トランスフォーマー」、80年代からスタートしたアニメシリーズらしく、世界的にも人気で、日本でも放映されバンダイやトミーからフィギュアも発売されているようだ。ボンもいつのまにか「トランスフォーマー」っ子になっており、横文字のロボットたちの名前をスラスラ言えるようになってしまった(私にはみんな同じに見える)。環状線の駅名、全部言える子供っていますよね・・。寝る前は、youtubeでフィギュアの動画を見るのが習慣になってしまった。
さて、映画である。子供と一緒に見れるかどうかは、それぞれのご家庭の教育方針に委ねたいが、厳密にいうとこれは微妙な路線だろう。ハリウッド色が強すぎて、家族団らんで見るには、苦しい内容だ(ハリウッドだってお茶の間を意識して制作はしてないだろうが)。まず、金髪&巨乳姉ちゃん(←ビクトリアズ・シークレットのモデルあがり)の冒頭。彼のYシャツをひっかけたスタイルが、なんともベタである。その昔、明石屋さんまが「たまらんでぇ」と口舌泡飛ばし絶賛してた女性の姿だ。いつの時代も、「パジャマ代わりに彼のYシャツを着る女性」というのは男性のファンタジーを体現しているのかもしれない。ホワイトカラーの男性に興味がなかった自分としては(というか向こうから願い下げだろうが)、全く縁のない世界の話だが・・。 高級車続々。これでもかというほど、NASA&軍事力を執拗に見せる。トランスフォーマーのキャラクターは車に変身できるロボットたちである。数ある「メカ」「ロボ」作品の中でも秀でている点は、擬人化されたロボットの完成度の高さだろう。人間は脇役にとどまり、ロボットたちの感情表現やチームワーク、ドラマ性が見事。それが、長年愛され続け、様々な作品に派生し生き残ってきた人気番組の秘密だと思う。 しかし、映画の中ではそのロボットたちに、シボレーやらベンツやらのマークがついていたのが興ざめだった。これだけの規模の映画だから、スポンサーの関係もあるのだろう。個人的に、バンブルビーというキャラが変身するスポーツカーは、私の中では三菱のランエボしか考えられない。何とも不本意。 「トランスフォーマー」の世界はまさに軍隊で、階級が確立されており、「Mission」やら「lieutenant」といった言葉が飛び出す。ボンもどこまで理解しているのやら。lieutenantってgeneralの下やったっけ・・・?と、私も心もとない。アメリカってやはりビッグ・ブラザーというか、非の打ちどころのない完璧なヒーロー像というものを、常に追い求めているのかもしれないと思った。リーダー挌ロボット、オプティマス・プライムはまさにそんな存在だ。声もじいさん声。日本だと三国連太郎だろうか。 タイリースが出演していた(しかも終りのほうで登場、いるならもっと早く出せ!)。これはめっけものだった。キャスティングもよく、昔のスパイク・リー映画の常連だったイタリア系俳優が出ていた(ごめんなさい、名前知りません)。ジョン・マルコヴィッチも脇役ながらいい味を出していたし。 911のワールドトレードセンター崩壊を彷彿とさせるシーンがあった。自虐的というか、逆手にとってエンターテイメントにしてしまうハリウッドの商売根性には脱帽させられる。有色人種が最初に死ぬのは、ホラー映画の法則だったと思うが、ここでもアジア人がひどい死に方をしてた。タイムリーな北朝鮮問題と重なり、強いアメリカを誇示しているのが印象に残る作品だった。できればオリジナルに忠実に、ロボットを見せてほしかった(ラブストーリーとか・・いらんよ)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/04/05 06:19:04 AM
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