Rune&Neo 怪獣日記

心臓手術後の胸骨膨隆とプロテクタ

       Runeの胸骨隆起
          runeの人工弁置換手術は2度行なわれました。
          1度目の手術後は傷口がとってもきれいに治り、胸に一本の線があるくらいでした。
          しかし、2度目の手術となるとやはり傷口もきれいにはいかないようです。
          runeの場合の手術は胸骨を外して行なわれているので、2度目となると胸骨もきれいにとはいきませんでした。
          そして、runeの胸骨は少し盛り上がってしまったのです。
          それを見てruneの手術に執刀された先生が胸骨変形防止プロテクタを教えてくださいました。


       胸骨変形防止プロテクタ
        胸骨変形防止プロテクタって何だろう?
          小児心臓手術(開心)後に、創部(胸骨)が膨隆(出っ張り)するといった事がしばしば起こります。
          また、膨隆してこない事もあり、見分ける事は非常に難しいと思われます。
          胸骨変形防止プロテクタは、術後早期に装着することにより胸骨が膨隆するのを防ぎ、創部を保護します。
          また、すでに膨隆してしまった胸骨も時間をかけてゆっくりと治して行きます。
          これを保存的療法と言います。
          原則として入浴時以外は装着する習慣をつけ、装着期間は3ヶ月~半年。膨隆度合いにより異なります。
          プロテクタはすべて手作りで、一人一人合った形状に加工し、色は5色(赤・黄・緑・青・ピンク)の中から好きな色が選べます。
          表面とストラップには、抗菌、防汚、耐光加工等を施した
          人工レザーを使用しており、汗や食べこぼしなどにも安心です。
          パッドにはドイツ製の特殊軟質発泡ポリウレタン材を使用しており、膨隆部や創部へのストレスを軽減しています。
          パッドは取り外して洗うこともできます。 


                プロテクタ      プロテクタ2
                                Runeのプロテクタ 


        Runeの場合
          runeは両胸より真ん中が少し出ているというくらいで、かなり出ているお子さんを見たことのある私は
          あまり気にしていませんでした。
          しかし2度目の手術から1ヶ月後、小児循環器外科の診察でプロテクタを勧められました。
          冬以外は暑くて長続きしないらしく、幼稚園に入園する前でちょうど11月。
          ずっと着けていてくれるかわかりませんでしたが、思い切って作ってみることにしました。
          (有)大川原整形器械製作所さんは治療用装具などを作っている会社で
          静岡から岐阜まで2ヶ月に一度病院に来てくれます。
          一番最初は計測です。写真を撮ったり寸法を測ったり。だいたい2~3週間で出来上がり、送られてきます。
          プロテクタにはかわいらしいシールが張ってあり、runeは黄色を作ったのですが結構気に入ってくれました。
          なんだかエプロンを着ける感覚みたいで、「自分でやる~」と張り切っていました。
          最初の診察で「きっとruneちゃんは、すぐにへこんでくるよ」と言われたのですが
          ほんと1週間で目に見るようにわかり、少し締めすぎたのではないかと少し心配になりました。
          いついやになるのかと思っていたのですが、「さあ!黄色いの自分で着れるかなぁ?」とおだてながら言うと
          「自分でできるぅ~」とずっと喜んで着けてくれました。きっと最初に貼ってくださったシールのおかげだと思います。
          あとは診察時に毎回もらえるチュッパチャップス(あめ)も効果大だったでしょう。
          24時間お風呂に入る時以外はずっと装着し、2ヶ月間がんばりました。
          するともう両胸と同じくらいの高さになっていました。
          2度目の診察でとってもビックリされ「僕が見てきた中で一番早くへこんだよ」と言われました。
          最初の診察の際、大川原さんが触った時に他の子たちに比べて柔らかかったそうで
          だから「早くへこむよ」と言われたそうです。
          その後は少しずつ回数を減らし3度目の診察では、一週間に一度、夜だけになり
          幼稚園に入園する4月にはもうほとんど着けていない状態で、あっというまでした。
          まれに、再発する子もいると言うことだったので見守っていこうと思っています。
          元の胸までとはいきませんが、パッと見て気にならないくらいになりました。
          手術をしてから早い方がより早く効果が表れるそうなので、runeの場合手術後3ヶ月以内だったのが
          良かったのかもしれません。
          例外もありますが、だいたい10歳くらいのお子さんまでは効果が表れますが
          手術から年月が経つにしたがって、へこみにくくなるそうです。
         
         
       装着方法
         前ボタン等がない肌着を着せます。(肌着の上から装着します。)
          吸湿性、通気性の良い綿の物が良いでしょう。
          プロテクタの上下を確認し、胸骨が最も膨隆している部位にプロテクタの中心が位置するようにします。
          (胸骨に膨隆が診られる患児さんにつきましては、お渡し時にある程度、膨隆に沿う形状に曲げ加工してあります。)

         次にストラップを取り付けます。
          上下を確認し、肩のストラップから、脇の下、みぞおち部と順番に取り付けていきます。
          計6本、予め背当てのメッシュに固定されています。
          両肩2本の位置が決まりましたら、残りの脇の下、みぞおち部のストラップを固定、締めていきます。
          これらの作業は左右同時に正面より行ないます。

         変形の度合いにより多少固定の仕方が変わりますが、締め付け具合は適度な張力で固定します。
          装着後、プロテクタを掴む感じで前方に少し引っ張り、緩みがないか確認します。
          上下左右均等になりましたら装着完了です。
 
          なお、個人差がありますので詳しくは医師または(有)大川原整形器械製作所さんへ
              


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