姉歯事件

　世の中では、「姉歯事件」が騒がれている。震度５程度で倒壊する恐れのある建物を買って住んでいる方たちは、本当にお気の毒だ。それにしても、テレビに出て来る人相の悪い建設会社の社長さんは、本当に自分の責任を感じているのだろうか？建物を壊して立て直せばいいのだろうか？その産廃はどうなるのか？業法が改正される前の古い建物や、我が家のような木造家屋だって地震で壊れてしまうかも知れない・・。だからといって、簡単に建て直しをするのではなく、なんとか補強はできないものか。 　私の弟は、ワシントンで築７０年の家に住んでいる。改装や補修をして、充分綺麗で、いい家だ。ヨーロッパの建物だって、古い。地震や火事があるからといって、最初から長持ちしないような物を建てるのは建築家の責任か、日本人の意識の問題か？ 　コンクリートの打ちっぱなし、北向きの寒いオフィスで暖房をガンガンつけて過ごすのは、どこか間違っている・・・・・。