カテゴリ:文学
オーデュボンの祈りを読んだ。伊坂幸太郎のデビュー作です。
いくつもの傑作から読んでしまっている作者なので、ちょっと覚悟をしながら読みました。これから出てくる作品のための習作ということが往々にしてあるからです。 少し毛色の違う現実味のない始まり方をしたので、やっぱり最初はなあなどと思いながら読んだのです。 違いました。登場人物の設定から、最後になってすべてからまるストーリー展開といい、伊坂作品の魅力はふんだんに盛られていました。 例によって電車の中で読んでいたのですが、最後のほうでふっとやばい場面があり、もうちょっとで涙ぐみそうな箇所もありました。 本当に裏切らない作者です。おすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.09.14 12:48:19
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