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2009.01.23
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カテゴリ:文学

だいぶ前に買って、少し読んで違う本読むためにほっぽり出していた本を先週から読み始めたのですが、面白くてすぐに読み終わってしまいました。

いったいどういうことなんだろう?

最初読んだときは、伊坂幸太郎に食傷気味だったのかも。

チルドレンを含む短編集は、年の設定は異なった作品でありながら、すべてに一人の人物が関係し、物語がどこかリンクしていると言う伊坂の長編の得意の展開でした。

1話1話も意表をつく推理小説として読んでも通用するほどの出来ですが、それがすべて関連し、シリーズになっています。

設定から、見落としてしまいそうなどうでもいいことからなにから、すべてが計算されて全編に影響をしています。

1話目のバンクで登場人物の口ずさんだ歌が、次の話で歌のタイトルがわかったりするのも楽しいところです。

1つ1つは脇役なのに全部読むと中心人物になっていたりします。

1話読むたびにうならされて、全部読んで更に感心しました。

やっぱり伊坂はすごいのです。

 






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最終更新日  2009.01.23 17:41:13
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