カフェ『るのりあ』

山藍紫姫子さんの
愛する人は毒入りを読みました。



山藍さんなので、もちろん耽美な雰囲気なんですが、BE×BOYスラッシュノベルだから？なのか・・・ちょっと山藍さんにしてはソフトかな。イラストは、不破慎理さん。

エディブルフラワー（食用花）で財を成した３９歳の実業家宇治谷の養子となりにやってきた高校生の若菜君と、その家に同居している美少年馨（ケイ）のお話。山手線沿線の・・・部屋にコンサバトリー（温室）がある高級マンションという舞台設定がなかなかステキ。

あやしげな儀式を行う集団の陰謀が･･･という設定もあるんですが、基本的にはラブラブな若いふたりのお話ですね～。う～ん。山藍作品としては、ちょっと物足りないけどそれなりに・・という感じでしょうか。不思議な能力を持つ馨のお父さん（血が濃くって、色々なしきたりや一族のしがらみで狂ってしまったという）の時代の話やもっと昔のお話とか・・面白そうなので続きがあったら期待したいです。