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カテゴリ:四方山話
「1882年(明治16)」
東京・日本橋で田鎖綱紀が初の速記講習会を開催しました。 「1888年(明治22)」10月28日 この講習会の7周年記念会を開き、この日を「速記記念日」として定めました。 現在では日本速記協会が中心となり、ひろく国民に速記に関する関心を啓発する催しなどが行なわれています。 速記とは、話しことばと同じほどの速い文字を持ちたいという願望は昔からありました。 西欧ではルネッサンス期以降より早書き文字が近代的な速記法へと発展していきました。 田鎖綱紀(1854~1938)は、日本人で始めて西欧速記に啓発され、日本語の速記法を工夫しました。 明治初期、鉱山技術指導の為、日本政府の招きで滞日していたアメリカ人カーライル博士がいました。 この博士は、「アメリカン・スタンダード・ステノフォノグラフィー」を使い書き込みをしていました。 このステノフォノグラフィーを見た田鎖綱紀は、この表記法の日本語化の研究に取り組みました。 苦心の末、1882年(明治15)9月19日付の『時事新報』(福沢諭吉が創刊)に「日本傍聴記録法、ジャパネースホノグラフヒー」と名づけて発表しました。 この速記法は、早稲田速記です。 ![]() 五十音表の速記文字です。 五十音の中で、一番の基本は8個の速字「か・さ・た・な・は・ま・や・ら」です。 線の長さは、いずれも1センチを基準とします。 実際に書く時は、8ミリから1センチぐらいのあいだになるように注意して正確に書く事。 「か」と「た」が直線で、線の書き終わり(字尾)をとめて書く。 「さ」「な」「は」は左回りの曲線ですが、 「さ」は右上45度斜めの方向、 「な」は水平方向、 「は」は右下45度斜めの方向 線の角度がちがっています。 「ま」「や」「ら」は、反対に右回りの曲線で、 「ま」水平、 「や」右上斜め、 「ら」右下斜め の角度に書きます。 曲線は浅くまげるのがコツらしいです。 いずれも字尾は止めます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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