Rurinhome

＝日本最終日＝

朝のニュースですでに欠航は決まっていたのだけど、チケットの払い戻しとかその後どうするのかとかはやはり空港でないとわからないので、予定通りに桑名から空港行きのバスに乗り、故郷を後にした。

JALのカウンターでどうしたらいいんですか？　と聞いてもチケット会社に電話してみてください、とか、この予約センターへ電話して次の便の予約をするしか方法はないです。　といわれ、一生懸命かけてはみたけど、いっこうに繋がらない。。。

そりゃそーよ。　みんないっせいにキャンセルの電話やそのあとの予約をしてるんだろーからさ。　二人でかけてて、そのうち隣で電話してる女の子達が韓国人とわかり、しかも同じ便の子達だったので、いろいろ話をした（KWが・・・）

二人はイタリア留学から帰国途中で、昨日一日だけ乗り換えの為に空港近くの名古屋のホテルに一泊だけしたとのこと。　日本語は全くわからないみたいだし、旅は道連れ世は情け？でいろいろ情報を交換してたその時、ふ～っと横切ったアジュンマが『もう本日の便のチケットは全て完売したみたいよ、私達は明日の便の予約をとったわー』と得意げに空港を去って行った。。。

私達は驚いてどうやってとったのか？?　と聞くと、JALのカウンターで。　って。

行ってみると人が１０数人並んでいた『だいたいお一人様につき２～３０分待ちです』と言われた。　さっきはここに電話するしかないって言ってたジャン・・・。　えーかげん。

ってか、飛行機の欠航なんてめずらしくもないでしょーに！！　なんでこんなにもたもたしてるわけ！？　そういう場合のマニュアルはないんかいっっ！！

二人の留学生は『さっきそこに並んだ時はここに電話するしか方法がありませんって言われたのにどういうこと？？』と不可思議。

しかし、並んでいる人たちは本日の午後の便のチケットが取れてる様子。　希望が見えてきた♪

予想するに、最初のアジュンマ達は並ぶの早すぎたんじゃないかと思う。　後の方になって今日の午後出発する予定だった人たちがぞくぞくと今日の韓国行きをキャンセルして違う日にちに変えたんだと思う。　

それで最初のうちはJALの人たちもなんともいいようがなかったわけだ。　だってもし『後にキャンセルする人たちが出てきて席がとれるかもしれないです』な～んて曖昧なこと言ってもしとれなかったりしたら責任重大だもんな。　へたなことは言えないよなー。

どっちにしろねばってよかった。　なんとか午後便ゲット！　悪天候の為にチケットふりかえということで料金も特に発生しませんでした。　JALと大韓の共同運行便でもしかしたらその午後便もキャンセルになる可能性もあるかもしれませんが、その場合はまた日にちをふりかえることができます。　と言われ、一安心。　こんだけ晴れてりゃとぶでしょーーー。

日本語がわからない彼女達にもつきあってとってあげました。　どーせ時間はたっぷりあったしね。　とっても感謝してくれてこちらも気分よかったです。

その後はKWとぶらぶら～としてたら、さっきカウンターで同じように並んでいた男性を発見。　
そっから世間話をはじめて、どちらにお住まい？　と聞かれ、私達は全羅南道にある羅州というとこから来ました。　というと、彼は驚いて、『私は光州ですよ』

おおおー、偶然にもじもぴー発見！！　しかも朝鮮大学のスペイン語の教授だっていうじゃないか！！　そっから話に花が咲き、なぜかうどんをおごってもらいました（笑）

しかも彼は何十年か勤めた公務員をやめ、妻子を置いて単身でスペイン留学したことのある経歴の持ち主で、KWは彼に感化されてたわ。。。

そんなこんなで、機械整備のため定刻よりちょっぴり遅れましたが無事に出発し、インチョンへ。

さすがにこの時間にKTXは厳しいのはもうわかっていたのでバスで帰ることになりました。

でも座席はKTXよりも広くわりと快適なんだよね。　妊娠中でなければ私もこの高速バスは結構好きなんだけど、走り出してしばらくしたら、『ぱーんッ』という音がしてなになに！？！？　と外をみんな見た。　どうやらバスではなく前の車がパンクしたらしい。

一応アジョッシは降りて確認してから『すみません、では出発します～』とゆるやかーに走り始めた。

途中に１５分の休憩をはさみ、残りあと1時間ぐらいの時、いきなり今度は『がっつーーーん』という衝撃が！！

衝突したよ、バス！？（－口ー；

ま、私もKWも落ち着いてたけどね。　私達はシートベルトはしてなかったんだけど、前の座席にぶつかるでもなく、外傷もなにもなかった。

まず車をとめてアジョッシが『大丈夫でしたか？　大丈夫ですか？』とみんなに聞いて周ってたけど、『アジョッシの方が大丈夫ですか？』って客に逆に心配されてたよ（笑）

アジョッシは車を降りてしばらく話し合いをしていたけど、そのうちもどってきて、何事もなかったようにまた運転を再開しだした。

KWの話では、前の車がいきなり入ってきたのでそれで衝突してしまったんだよ、よくある話だ。　

最後に降りてバスの損傷を見てみたんだけど、なるほど、衝突というよりはかすったって程度のもんだった。

しかし、こんなことよくあってもらっちゃ困るんですけど・・・（－－；

光州からはタクシーで２５０００ウォンで羅州駅まで行ってもらい（わりと安くて助かった）そこから白ちゃんに乗って我が家へ。

夜12時半くらいだったかな。　もしもの時は有給を使うつもりだったけどいやー無事についてよかったよかった。　なんとかKWも次の日仕事にいけました。

次はベビちゃんが生まれるまで日本には帰れないのね。　ううっ。　耐えれるかしらん。



帰ってきた週の土曜にちゃんとした羅州の産婦人科でベビちゃんをみてもらってきました。　現在９週で２．７３ｃｍ　心音も聞かせてもらったし、母子手帳ももらいビデオテープも貰ってきました。　血液検査と尿検査もしますって言われたけど、７万ウォンって言われて、手持ちがなく（恥）次回にすることにしました。

今回はちゃんとしたいい先生で安心でした。

後でシオモニに話すと『なんであそこ行かなかったのー？　安いのに』だって。　はぁぁぁ、どーしてそんなんなんだろ。。。