瑠璃草のお買い物日和

2014/09/05(金)20:07

「さよならの儀式」と「ロング・グッドバイ 東京篇」

読書(452)

今日は曇で、たまに太陽が出たり入ったりし、暑かったです。ふうー。 「さよならの儀式 年刊日本SF傑作選2013年(創元SF文庫)」大森望・日下三蔵編 東京創元社 2014年6月発売 * 目次 さよならの儀式(宮部みゆき) コラボレーション(藤井太洋) ウンディ(草上仁) エコーの中でもう一度(オキシタケヒコ) 今日の心霊(藤野可織) 食書(小田雅久仁) 科学探偵帆村(筒井康隆) 死人妻(式貴士) 平賀源内無頼控(荒巻義雄) 地下迷宮の帰宅部(石川博品) 箱庭の巨獣(田中雄一) 電話中につき、ベス(酉島伝法) ムイシュキンの脳髄(宮内悠介) イグノラムス・イグノラビムス(円城塔) 神星伝(沖方丁) 風牙(門田充宏) 2013年に発表されたSF作品の中から選んだアンソロジーです。 どれもこれも、面白かったです。 「さよならの儀式」は、古い家事ロボットを廃棄するための儀式です。凄く分かります。この気持ち。 「今日の心霊」は、ホラー作品です。心霊写真を撮っている女性ですが、その女性はその写真に写っている心霊部分が見えません。 「食書」は、作品のページを食べる事で、その作品の中に入れます。体験したいです。 「死人妻」は、なんと式貴士さんの絶筆短編作品です。私としては、続きが読みたいです。式さんは無念だと思います。 「地下迷宮の帰宅部」は、ダンジョンのボスになった男子がダンジョン内にいるモンスターの仲の悪さに頭を悩ませていましたが、部活を無理やりやらせて仲良くなる作品ですが、最後には・・・。 「箱庭の巨獣」は、マンガです。 一番泣けたのが最後の「風牙」です。人はちゃんとお別れしないといけないですね。私は実はお別れしていないので、いつまでもその部分で心がとまっていますよ、本当にね。 全体的にはどれも面白くて、SF好きではなくてもお勧め本です。ぜひぜひ。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】さよならの儀式 [ 大森望 ] 「ロング・グッドバイ 東京篇」司城志朗・渡辺あや ハヤカワ文庫 2014年4月発売 NHKでドラマになり、読んでみました。 キャバレー「紅夢」の依頼が終わり探偵 増沢磐二さんが店の前にいると、車から出された泥酔した男性 原田保さんを事務所に連れ帰りました。たまーに飲みに行くようになります。ある日、原田さんが殺人事件の容疑者になり台湾へ逃げます。そして・・・。 いやー、最後、ビックリしました。 テレビの方は、1回しかみていないので、最後が気になっていました。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ロング・グッドバイ(東京篇) [ 司城志朗 ]

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