2024年９月7日、七十二候は白露の初候 草露白 （つゆのくさしろし）へと変わりました。







【草露白 （つゆのくさしろし）】

二十四節気の白露（はくろ）初候　 七十二候 草露白 （つゆのくさしろし）

昼夜の気温差によって明け方に大気が冷え込み、草花に露（朝露）を結びます。

朝日を浴びた露が、白く光って見える頃という意味です。



【陰陽五行説と色】

陰陽五行説では、それぞれの季節に色が割り当てられています。

春は「青」・夏は「赤」・秋は「白」・冬は「黒」

春は「青春（せいしゅん）」・夏は「朱夏（しゅか）」・秋は「白秋（はくしゅう）」・冬は「玄冬（げんとう）」。


また、四季を人生に当てはめて考えられ、人として芽吹く前の幼少期は冬「玄冬」、未来に希望を持って成長し続ける時期を「青春」、社会の中で中心となって活躍する現役時代を「朱夏」、人生の実りを楽しむ老年期を「白秋」と呼びます。

秋は「白秋」多くの知識と経験を積んで迎える老年期を、人生の実りを楽しむ時期と考えるところが素敵だなぁ…と思いました。



【七十二候（しちじゅうにこう）】

二十四節気は、半月ごとの季節の移り変わりを示していますが、二十四節気をさらに5日ごとに区切ったものを七十二候といいます。

一気を「初候」「時候」「末候」と三候に分けるため、72となり「七十二候」です。

七十二候は、季節ごとの気象の変化や動植物について短い言葉で表現されています。



【瑠璃月姫のひとりごと】

早朝に花の撮影に行くと、足元が露で濡れることがあります。

撮影当日や翌日は晴れることが多く不思議だなぁと思っていたのですが、朝露について調べてみると、露と放射冷却の関係性を知りました。

良く晴れた日中は太陽の熱で地表の温度が上がる⇒夜になると熱を放射

雲がひとつもない　地表の温度が下がる

雲が多い　　　　　雲に遮られて熱が十分に放射されない　　

露が降りる日は、高気圧に覆われているので、秋晴れの日となる


二十四節気や七十二候などから、季節を読んでいくのは本当に楽しくて面白いです。
　
暦には、先人の知恵が詰まっています。



いつもありがとうございます。

愛と光を込めて･･･

瑠璃月姫