2005/11/04(金)00:36
スーフィの寓話を
先日から、また少し、
気が向くと、スーフィーの寓話を読んでみる。
たまに
禅問答のような感じでよくわからない物語もある。
この間、バスの中で読んでいた寓話のひとつに
非常にながい物語があって、
それを読んでいたら、なんかが ふれた
あんまり長いのでここに載せられないけど、
ひとりのダービッシュが導師を尋ねる、
そこには「知恵、売ります」の看板が掲げられている。
ショックを受けたダービッシュは、師に尋ねる。
「持ってきた金をみせろ」師は言う。
有り金全てを出すと、師は「これだと3つの助言にしかならぬ」
と言う。3つの助言を聞いたダービッシュはその助言どうりに生きる。
数々の困難にあいながら、生活をし、信頼と不信の間を思い悩みながらも誠実に暮らす。晩年にやがてその神秘の扉が明かされるのだけれども、それが象徴的に描かれているのがとても印象的なお話だった。
師への信頼への揺らぎと、知覚の扉の微妙な線が描かれている、スーフィー達の間ではよく取り上げられるお話だそうです。
「真理は人間達に自らの姿を現そうと常に努力している」
それを見抜くのはきわめて困難であり、通常の認識力では捉える事ができない。
特別な知覚力を発達させるには、
やはり、それなりの修行がいるのだろう、と しばし思う。
この物語で描かれていた、最後のシーンでは
晩年ちかくになってようやく、自我を乗り越えたダービッシュ。
ようやく師の意図していた意味を知る、それには長い歳月がかかるのかと、
おもいもしたけれど、それも人によるのかもしれないが。。。。
神秘の次元に飛躍するのは、むずかしいようだが
なんていうんかな、
少しのシフトで、それは、すでに、そこに、あるものなのかも、
と、おもったり。
この物語には、信頼への明け渡しと
怖れにむかってジャンプすること、など、
多くのことが象徴的に書かれている。
今の自分にとって、なにかがヒットしたみたい。
寓話の感想を書くのは、この次元では非常に困難である、ということ、
それも付け加えて置くね。
今すでに、ここでも
その知覚の扉はひらいているかもしれないのに。
あぁ。
うまくいえない。
追伸:あなたは世界で最も悟った人間ですよ。