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小林亮太郎ブログ

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2018.12.04
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1、コミュニティ因子

まちづくりに必要なのは環境と要因。

人と人がつながるきっかけを生み出す状況と、
人と人を結びつけるための人が必要である。

人が集まれば勝手にコミュニティが生まれるということはない。
特に、都市型の生活のように各自が機能的な生活を送る際に、
住まいはコミュニティ形成に役立たない。

特に都市部において人と人が交流を行うのは、
経済活動を行う活動の場のみとなってしまっており、
その為、人と人が偶発的に出会う空間が失われている。

それが、各個人の生活を守り、コミュニティにとっての障壁となる。
その為、人と人が結びつくためには、偶発的な出会いを生み出す環境が必要となる。

また、それだけではコミュニティは成立しない。
必要なのは、人と人を結びつける役割をする「人」が必要なのだ。
その人をコミュニティ因子と名付ける。

コミニティ因子は、安定し分離した人々に様々な影響を与える。
それは経済活動ではなく、文化活動を用いてコミュニケーションを図るというものであり、
いわゆる、アーティストと呼ばれる人々である。
※アーティストの定義をここでは、主に文化芸術の分野で活動を行う人、とする。

2、コミュニティ因子の区別

例えば、
鉄をつなげて作品を制作するアーティストと、
鉄をつなげる鉄工所の職人がいる、
この2者が同じ作品を作っていたとした際、
コミニティ因子としての差異は何か。

「物」という同様の生産物は同じであっても、
制作に至る経緯と、完成後の用途に差異がみられる。

職人は経済活動の一部としての「物」を制作する役割を担っており、
その制作にはあくまで商品としての経済活動に依存する。

一方、アーティストの作品としての「物」は、
アーティスト「表現」に依存して生まれている。
その表現は、個人として社会に向けた意思表明である。

コミニティを結びつけるものとして、
1、経済活動 2、表現への呼応
の二つを挙げた時に、前者は職人が後者はアーティストが担っているといえる。

1の経済活動には交換としての金が最低減の要素となる。
2の表現の呼応には金銭を介さなくとも可能な交換が含まれる。

現代社会は経済的、金銭的交換に溢れる一方、
それ以外の交換の場が圧倒的に消えかかっている。

長くなったから、次回。





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最終更新日  2019.09.13 19:43:20
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