離着陸直前のトイレ使用禁止
某 国内旅客航空会社が、離着陸前10分間(?)のトイレ使用を禁止にするという記事を見ました。ウエブで調べると、離陸後3分と着陸前8分に相当する高度3000m までの時間帯が「魔の時間帯」と呼ばれ、その時間帯には操縦士が集中できるよう、操縦室に客室から問合せをしないようにするそうです。「シートベルト着用のサインが消えるまで」電子機器類の使用は禁止、ということだから、電子機器はトイレよりももっと規制されている。飛行機が滑走路に行く前にゆっくり移動している時はいいんじゃないか、と思っていましたが、3年前のある日、納得する経験をしました。ピッツバーグ空港からよく飛行機を利用したのですが、ヘッドホンを付けていると、あるチャンネルに合わせた時に、男の会話が聞こえます。よく聴いていると、操縦士と管制官の会話なのでした。滑走路をつなぐ分岐には”T” とか”W”とか記号がついているので「US4105, タンゴで曲がってください」などと言っています。タンゴとは”T”のことで、他にも、”W”はウイスキー、 “B”はブラボーと言っているようですね。これなら聞き間違いも少ないでしょう。「US4105, そのまま進んでAA機に続いて下さい」ここで操縦士は、どう聞き違えたか「US4105了解、Delta機に続いて行きます」と言っています「え?、違うよね」と思っていると「US4105、Deltaではなくて、AAです」「US4105、AA機に続きます、すみません」という感じで話しながら離陸地点まで誘導されるらしいのです。この会話を傍聴していて、やっぱり機内に入ってからは、飛ばなくても携帯や電子機器の使用が規制されている訳だ、と理解しました。聴き間違えたら、他の飛行機が着陸している所を横切ったりしかねませんからね。