チブリ~2011年10月【チブリ尾根避難小屋】 2011年10月19日、20日愛知県岡崎市の自宅を深夜1時か2時頃出発して 東名高速に入ったら3車線化の工事で11キロの渋滞。 白鳥西ICで下りて市ノ瀬ビジターセンター前に明け方着。 明るくなってからチブリ尾根を歩き始めた。 森の上は秋の雲である。 昼前にチブリ避難小屋に到着。 小屋にリュックを置いてカメラとペットボトルだけ持って 御舎利山(おしゃりやま)山頂へ散歩に出掛けた。 途中で振り返るとチブリ小屋の赤い屋根が見える。 稜線からは360度の大展望。遠くに槍穂連峰も見える。 標高2399mの別山(べっさん)から白水湖を見下ろす。 小屋に戻って来て地平線に沈む夕陽を眺める。 だんだん暗くなり、この後は満天の星空となった。天の川も濃い。 今夜チブリ小屋に泊まるのは独りである。 ランプの炎は暖かい色、LEDライトの光は冷たい色。 小屋の中には数匹の蛾が飛んでいる。無論消すのはLEDライト。 ランプの火を受けて蛾の影が壁に揺らぐ。 生まれて初めて蛾に連帯感を感じた。 浅い眠りと夢を繰り返して静かな夜を過ごす。 太陽がまた回って来て最初の鳥が鳴く。 小屋のドアを開ければ視界全体が巨大な水彩画となる。 水も凍る。そして溶ける。水も生きている。 水面の写真撮るの好きなんですね、とまた言われそうだ。 訳を訊かれても説明は出来ない。僕だけにしか分からない。 ダケカンバの紅葉。やがて葉は全て落ちる。 すんません、寝癖で髪の毛が爆発してます。 いつも同じ服着ててすんません。マジこれしかないんです。 このダケカンバとブナ林の森の中を下山。 頭上から黄金色の生命のシャワーを浴びながら仰ぎ見る。 ワニ出ました。 ⇒(この日の日記に戻る) ジャンル別一覧
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