花火【花火】岡崎の花火大会はすごい。街の中心部で打ち上げられるので迫力満点だ。 あんな素晴らしい花火大会をタダで観れるなんて岡崎人として幸せを感じる。 これも運営に関わるスタッフの皆さん、トヨタ、ミツビシ、八丁味噌、備前屋、永田屋などの 大手企業さんの協賛があればこその夏の大イベントである。 え?オメエの店も花火1発ぐらい協賛したらどうだ、って? キミィ、花火は1発数万もするんだぜ、店が吹っ飛んじまうじゃねえか。 とにかく花火というものは見ていて平和な気分になれるものだ。 路地裏で家族が花火をやっている場面、浴衣の女性がやる線香花火、それから年に1度の 岡崎花火大会が終わって笑顔で家路へ帰る群衆、どれも平和の象徴である。 俺が未成年の頃はどうやら花火の遊び方を間違えていたらしく、 手持ちの20連発打ち上げ花火は友人同士向き合って撃つものと思っていた。 夜中の公園で逃げ惑う友人にスポーン、スポーンと撃ち込んで当たっては大笑いし、 髪の毛がボヤになったキンヤくん(あ、実名書いちゃった)を見ては笑い転げたものだ。 パラシュート花火は追いかけて行って着地前にキャッチするというのが楽しい花火だが、 追いかけてる途中に肥溜めに落ちたというアワヅくん(あ、実名書いちゃった)みたいな クソまみれの失敗談だけはどうしても避けたいものである。 爆竹の遊び方も説明書をよく読まなかったせいか間違えていたようだ。 2m四方の陣地を2つ地面に書き(テニスコートみたいに)そこでバトルをするのだ。 線から出てはいけない陣地で爆竹を相手の陣地に投げ合うのだが、 戦闘が終わった時には耳がキーンとして全身火薬の匂いというものだった。 あるいは夜の臨海公園に停まっているカップルの乗った車にそっと近付いて行き、 爆竹の束に火を点けて車の下に置いてくる、という遊びは当時の定番だった、というのは 俺の善良なイメージにキズが付くといけないのでココでは伏せておく。 ロケット花火にカナブンを縛って発射という過去のS的虐殺話も内緒である。 さて、岡崎市のビバリーヒルズと呼ばれる超高級住宅街にある俺の家からは (詳しく言うと超高級住宅街の近くにある中古住宅を頭金1割未満で買った俺の家からは) 週に数度グランドティアラ岡崎さんでナイト・ウェディングを挙げる際の演出として 打ち上げ花火の上がるのが窓越しに見ることができる。 結婚だけが人生じゃない、という言葉を言い訳にして婚期を逃してしまった人達、 愛なんて一瞬で消えゆく花火のように儚いもの、だなんて言わずにさ、 ここでジャンジャン結婚式を挙げてくれ。そーすりゃ俺は毎晩花火が観れるのだ。 二度三度四度と結婚式をして式場の常連さんになるというのもオツなものだぞ。(笑) |