「凪のお暇」コナリミサト
しばらく前にドラマを観て、とても面白くて印象深かったので、原作はどんな感じかと、ピッコマで無料で読み始めました。途中まではほぼドラマと同じ流れなんですが、映画のラストとは違う方向に流れて行きます。そこからがまた、すごい共感。ともに悩む感覚…凪とは、違う部分も多いけど、わかるわ〜と感じる部分もそれ以上に多い。多分、そう感じる人って、今まで私が意識してきたより多いのだということなんでしょうね。空気読む、って、この作品以前は、社会に生きる上での最優先課題みたいな時代が、確かにあったなーと思い出す。今は、当時よりそういう圧がなくなっているかも〜金子みすゞさんの詩に共感する人も多いようだし、みんな違ってそれで良いって感覚が一般的な共通認識に広がってきたのかもしれない。そうであったとしても、やはり学校や会社の集団の中で上手くやっていくことが難しい人と、得意な人がいるわけで。なのに、得意な側と思われる人々にも、色んなトラウマや失敗経験、そして生きていく限り繰り返される葛藤があることを描き、そのリアルな現実にも共感できるところが、1番すごいとこかも。本当に面白くて、本来なら残酷とも思える事も、なぜか人生をそれぞれがなんとか乗り越えていくって、最高、って思わせてくれる作品だった。送料無料【中古】【予約商品】凪のお暇 1〜12巻 漫画 全巻セット 完結 コナリミサト 秋田書店(おすすめ)