りぃ-子’ｓ SCRAP BOOK

最近思ってたんだよね。
仕事ができない人の事を、誰もが「努力不足」だと言うけど。
そういう場合もあれば、私は「能力不足」の場合もあると感じてて。

彼は一生懸命やってる、努力してる、それが努力不足だろうか？
じゃ、そんな仕事は楽々こなせる人は、努力したからできるのか？
そうじゃない、ある人にとっては、努力など必要ない簡単な仕事なのだ。

自分自身で、その事を何度も考えてきて、私は自分に苦手なことはすっぱりと諦めて割り切ることにキメたのだ。

勉強は、苦労はしなかったが、努力もしなかったので、だいたい学年で３～２5位の間を上下してた。
一番は自分には荷が重いと思ってた。
似合わないなと。
勉強はやればできるけど、頭は良くないと言うか・・・空気が読めない子だったし。

絵と、習字（大好きで習っていたので）は、いつも金賞で毎年県の展覧会に出ていた。
作文も、地区の文集に毎年載っていた。内容はたいしたことないけど、本を読むのが好きだったのでなんとなく形になってたんだろう。

これも努力したからではなかった。
ただ、簡単だったのだ。苦手な事に比べたらずっと。
だからといって、美大に行く程の才能も感じなかったんだけど。


苦手な運動と音楽は、好きでかなり努力してたと思う。
幼い頃から運動が好きで、暇さえあれば縄とび、空き地でバレーボールやバトミントンで日が暮れるまで遊んだ。
ピアノも毎日練習してたけど、全然全く上達しなかった。
指も動かないし、センスも無い。
もう少しだけまともな、普通の運動神経があったなら、多分部活もそっちの方へ行ってただろうけど、
悲しいかな。。。


人には能力というものがあるなあ・・・と思うようになった。
人より少し楽に、少し上手くできることが、自分に向いていること。

今日の「エール」で全く同じセリフがあったのでびっくりした。


会社の仕事ができない子は、努力してるので、それでも怒られたりするとムッとするわけ。
私には分かる。
自分は頑張ってるし、長くやってきたのに、どうしてこんな不公平な扱いを受けるのか！？
って思っちゃうんだよね。
それを、周りは「あんなふうに謙虚さが無いから駄目なんだ、もっともっと努力しなければまともに仕事ができるようにはならない」というのよね。

私が内々で「努力はしてるんだよ、でも、能力があれで精一杯というか・・・」と言ったら、周りはそんな言い方をしたら可愛想だと言った。
確かに他人には言われたくない、だけど私は、自分のことはそう思う。
努力不足じゃあないと・・・

でも、仕事は苦手な彼は、サッカーが得意で、子供に教えるのが抜群に上手く、彼が指導するとぐんと上達するのだという。

まあ、仕事が得意な方が、生きて行くには便利だけれど。

苦手な事より、得意なことに重点を置き、できるだけ楽しんで生きて行こうと、私は思った。





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