「オペラ 遠野物語」オペラシアターこんにゃく座公演
昨日は暖かかったので、パートから帰ってブルーベリーの植え付けができました。実は今、庭はバラの株元に山ほどまいた鶏糞の臭いで一杯です(;´・ω・)夫や娘が言うので相当ですが・・・一応真冬という事で、夏よりは窓を開けないでしょうし、すみませんがこの一週間が過ぎたら治まると思うので、とうぞご近所様お許しください・・・という想いの今週です。昨晩は市民劇場の催しで誘っていただき、「オペラシアターこんにゃく座公演『オペラ 遠野物語』」を観劇させて頂きました。子供の頃は年に一度?二年に一度だったかもしれませんが、学校で観るたんぽぽ劇団の公演や市民会館での演劇などすごく楽しみでしたっけ。若い頃も「ぴあ」などで面白そうな舞台があれば時々観に行っていましたが、最近は好きな平岩紙さんの出る舞台に行かせていただいた位だし、舞台俳優さんのお名前などの知識も皆無となって、縁遠くなっていました。ただ、地元の劇団さんや、静岡県の劇団SPACさんは、いつか観に行こうとは思ったけど、行動に移せないままでした。でもこんな風に突然のチャンスがあるものなんですねー。これを機会に動き出せたらなあ…と思ってます。遠野物語は本を読んだことはありますが、正直後味が微妙だった記憶があります。民族学、民間伝承そのままに残すという事で、伝え語りには「オチ」も無いし、物語性やテーマも、ハッピーエンドもありません。ただ、「不思議な話だねえ・・・」「怖っ」「へえ。。。」としか言いようのない誰かの体験・・・の伝え語り。なので、物語を期待すると「もやもや」感が残りますねえ。舞台もそれは同じでした。でも、雰囲気がすごかったし、何より音楽と歌がすごい上手かったです。声というもののすごさ。歌が上手い、声が良く通り美しい。不気味でどこかユーモラスな雰囲気、くすっと笑う場面も所々に。そして、人間の身勝手さにぞっとしたり。個人的には、もう少しだけ場面の移り変わりが大きかったり、進行にサクサク感と強弱みたいのがあればなあという気はしましたが、とても良く構成された内容の濃い舞台でした。