江戸東京ねこづくし
大相撲秋場所は今週末の27日に千秋楽を迎えるが、その会場である両国国技館の裏手にある江戸東京博物館の企画展「江戸東京ねこづくし」も27日が千秋楽だ。かねてから見学したいと思っていながらなかなか行けなかったのだがようやく見ることができた。江戸時代から錦絵や掛け軸などにも描かれている猫と人々や世俗との係わりがわかりやすく展示されている。「展示No.8 浄瑠璃町繁花の図4」に描かれている招き猫販売の様子から。。。江戸末期頃、浅草に住む老婆が生活苦のために愛猫を手放したという。すると老婆の夢枕に猫が現れて「自分の姿を人形にすれば、必ず福徳を授かる」と告げた。老婆は猫の姿を模った招き猫型の人形をつくって浅草寺の参道で売ったところ、評判となって招き猫が世に知らされるようになった。それから老婆に福徳が授かったのかどうかはわからないけど、招き猫の由来がわかった気がした。当時は、浅草寺近隣の今戸地区では今戸人形というのが地元の産業になっていたようだ。「道具のなかの猫」というコーナーから。。。「ねんねこ半纏」の「ねんねこ」は(1)猫の幼児語、(2)寝ること、の2つの意味からきているとか。また猫はよく寝る動物であることから、「寝る子」→「ねこ」に転化したという説があるそうだ。展示は27日まで。興味のあるかたは急いで来館してくださいね!おまけ