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両国さくらのファッション・イン・ファッション(Fashion in Fashion)

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2006年01月20日
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「ファッション流通ブログde業界関心事」のtakaさんは、昨年末の12月22日に早くもこのニュースを取り上げておられたのだが・・・。

ザラ・ジャパンは、去年の年末に、ビギ・グループとの合弁を解消し、スペインのインディテックス・グループの100%出資となった。同社のホームページにもそのニュースが掲載されているが、今年は中国、タイ、韓国にも新たに進出を開始する、ということで・・・。

アジア地域全域での、ディストリビューション(物流)面でのスケール・メリットが図れるだろう。店舗数が増えれば、更なるリードタイム短縮に向けて、いずれは、生産面でも、アジアにも拠点が設けられる可能性も出てくるのではないか、という気がする。

はっきり言って、日系企業が一国ずつ必死にマーケティングしてMDを現地化し必死でアパレルの海外進出を図ろうとしているのとは、スケールが違いすぎる。いよいよ本気で来るのか、と思うと、ちょっと身震いがしますね。

日本でも海外でもちょくちょく「ZARA」のショップは覗いているのだが、デザインやサイズのバリエーションも豊富なので、粗雑さを感じる部分はあっても、ついつい1、2点は買ってしまう。日本では百貨店さんのインショップにもこれから出店していくそうだが、どういう店舗の、どのフロアのどの並びに出るのか、また、周囲のブランドにどの程度の売り上げ面での影響を及ぼすのか、注目したい。

それから、繊研新聞さんには、この「マッシモ・デューティ」も日本に上陸する、ということも記されていたのだが・・・。

「ZARA」の1.5倍から2倍の価格帯で、サイトにアップされているようなテイストの商品、というと、昨年秋から日本でショップ展開している「バナナ・リパブリック」を連想しちゃいますよね。バナ・リパさんがうまくやっているのを見たら、「すわっ、うちもやろう」と思うのは、当然でしょう(笑)。サイトに「マッシモ・デューティ」の店内写真も何枚かアップされているが、VMDもバナ・リパさん同様かなり綺麗目ですよね。

私も実店舗はまだ見たことがないのだが、このブランドも、基本的な戦略は「ZARA」と同じで、「マックス・マーラ」など、イタリアの有力ブランドを買っているような層に、「あらっ、これって、お洒落で品質もそこそこなのに、すごく安いわね」と思わせている、というところにあるのではないかと推察される。要するに、「ZARA」よりは、全体的に価格と客層が上方にシフトしているが、お客様が「あらっ、安いわね」とつぶやいて買う、という部分は共通している。だから、イタリアの有力ブランドや、日本の百貨店向けキャリアブランド等にとっては、一定の脅威であることには間違いないだろう。

しかし、日本国内ではバナ・リパさんとは知名度が全く違うので、出店のロケーションに留意することと、広告宣伝を相当行う必要があるように思う。「憧れ感」がまだ形成されていない、全くの白紙の状態だと思うので。

しかし、「マッシモ・デューティ」のサイトの、2005~2006年秋冬シーズンのイメージ・ヴィジュアルを見ながら感じたのだが・・・。

メンズ、レディス、それにキッズまでをもトータルで展開する強み、というのが、ここに来て出てきているのではないか、ということだ。

これ、同じ2005~2006年秋冬シーズンの「アバクロンビー&フィッチ」のCMのシチュエーションに近似していて、いわゆる、カップルの逢瀬を、セクシャルな匂いも一部分に漂わせながら打ち出している。

こういうカルチャーは、日本社会には著しく欠落しているもので、欧米への留学経験があったりするインテリ層や、富裕層だがライフスタイル、趣味等がコンサバな若夫婦&ファミリーにはウケが良いような気がするのだ。

日本人は和を尊ぶ、と良く言われるが、日本の社会では、カップルがファッションで統一感を演出する、という習慣が形成されていない。そもそも、着物文化も、メンズとレディスは独立的に存在していたもののように私は思う(私は着物の専門家ではないので、異論があれば、是非ご教示下さい)。最近になってやっと若い男性もお洒落になってきたと思うが、どのジェネレーションでも、平均的には女性の方が男性よりもお洒落だ。

ただ、そういう「お父さんのものはお母さんが買う」とか、「着るもの、身につけるものは個々バラバラに好きなものを買う」、というのではなくて、週末にああでもないこうでもないと言いながら、「カップルやファミリーが一緒に買う」、そういう幸福なパートナーシップ、家庭像への憧憬みたいなものが、改めて浮上してきているのかなぁ、と感じるのである。

そこでは、買う、という行為そのもの以上に、パートナー、家族との会話、コミュニケーションを楽しむところにミソがあるのかもしれない。そういう楽しさを、高すぎない価格で、居心地の良いショップで展開している欧米のSPAブランドさんは、やはり偉い、と思いますね。

日本のアパレルさんだと、元々欧米のSPA企業のベンチマークでブランド構築しておられるファイブフォックスさんと、オンワード樫山さん、それに三陽商会さんくらいしか、メンズ、レディス、キッズをトータルでやれるアパレルさんはないように思う。大手さんでないと出来ないカップルもしくはファミリーMD、日本発だとブランディングが難しい、というのは承知の上で言わせてもらえば、それでも是非再挑戦して頂きたいと思うのだが、いかがでしょうか?団塊の世代向けカップルMD、というのも、大穴かもしれませんよ。

PS.大事な企業さんの名前を忘れていた。ファーストリテイリング傘下のセオリーさん、今のところ、「セオリー」が日本では一番カップルMDのイメージ構築に成功していると言えるかもしれない。

但し、「セオリー」は日本発ではなくアメリカ発のブランド。ううむ、やはり日本発では難しいのかなぁ・・・。

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最終更新日  2006年01月22日 00時02分47秒
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