3220096 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

狂躁的非日常と日常

狂躁的非日常と日常

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
全て | カテゴリ未分類 | スポーツな話題 | あきらっくの目指せ健康日記! | ふりかけ~♪ | ゆきちゃん観察日誌 | PCじじょー | Book!!Movie!!Music!!! | いろんな土地のいろんな話 | 季節を感じる…話題 | 極個人的なお話 | 食べてばっか日記 | シゴトな話題 | ボルドーワイン♪ | ブルゴーニュワイン♪ | フランスワイン♪ | イタリアワイン♪ | アメリカ大陸 | オージー&NZ | その他ヨーロッパ系 | お酒な話(その他地域) | チーズチーズチーズ | 日本のお酒 | 小説関係 | マンガ関係 | 釣り好きになるぞ! | 麺類ネコ科(ネコ関係なし) | 駅のお弁当・おそば・お買いもの | これちかくんの観察日誌 | お茶の話 | ウインドちゃん | Mrササキとオンセン(ストッパー毒島より) | 北海道旅行 | 海外旅行 | Home Sweets Home | 探せ!円筒分水!! | ABARTH 695 コンペちゃん
2025年01月30日
XML
カテゴリ:日本のお酒




ちょっと前のブログ記事で「イルフェボーさんの最後の1本的なことを書いたんですけど、セラーをみたらあと1本あった。
ということでご紹介。

長野県千曲市にあるワイナリー『イルフェボー』さんの「2021 モンターニュ シャルドネ」です。
こちらは2021年ビンテージなので醸造委託している頃のワインになります。(現在は自家醸造)

黄金色に完熟したシャルドネ100%で醸したリッチなワイン。桃やパイナップルなどの熟した果実にバニラやキャラメルの樽由来の香りがあります。華やかな香りとバランスの取れた酸味が特徴で、飲みやすいので多くの方におすすめです。風土の特徴を活かした、繊細で豊かな風味を楽しむことができます。ぜひ特別な日や食事のお供に、モンターニュ シャルドネをお楽しみください。

リッチなワインとまで言い切れるかなぁーって思わなくもないですけど、軽く樽由来の香りがあるかな?ってシャルドネワイン。樽によってちょっと緩い感じになっててそれがいいですね。
ステンレスタンクだとちょっと固くなったんじゃないかな?
わからんけど。


ということもあったのですけど、このイルフェボーさん。ワイナリーまで行って購入した時に色々お話聞いて、委託醸造の2021年ビンテージと自家醸造の2022年ビンテージで赤白1本づつ、両方とも樽熟成系を購入しています。比較して思ったのは2022年の方が確かに熟成向きかなというか、2021年はすぐ飲んで美味しいワインだと思った。

そこら辺は葡萄のポテンシャルとかの問題はあるのですけど、経営的な考え方の違いもあってそれが醸造にも影響しているのかなと。
というのも醸造委託の場合って、言い方悪いけど自家醸造するような余裕(設備)がないところが多いわけです。設備投資して醸造設備を整理するわけだし。
ってなると、換金しやすいワインの方がいいですよね。長期熟成するようなワインを作ってそのように売ってしまうと現金化するまでの時間が長くなる。そうすると資金繰り的に厳しい。

ボルドーが昔はワインをネゴシアンに売却するのが普通で、自社リリースが少なかった理由もそれで、ワインのようなものって収穫してから売るまでの時間がかかるので資金繰りに余裕がないと手を出しちゃダメな産業なのです。

それは流行っているウイスキーなんかも一緒であれも10年とか熟成させるからワインよりもさらに資金繰りが厳しい。だから蒸留所を作るとジンとかリリースするんですけどね。あれならすぐ売れるし。ジンとかでお金を稼ぎつつウイスキーを作るのが最近の日本の蒸留所シーンの基本ですね。
とはいえそれでも厳しいからたまに閉鎖した蒸留所のウイスキー樽がオークションに出てえらい金額で取引されたりしますけど。

&ブレンデットさせるのもそこらへんの錬金術の一つですよね。
ベースのウイスキーは自家蒸留だとしてもブレンドするのは世界中からあったやつを見つけてブレンドするわけですし、ブレンド比率に明確な基準ってあったかしら?ないよねぇ。あったら色々ヤバそうだし。

そんなことはどうでもよくって、イルフェボーさんで自家醸造と委託醸造の違いをお伺いしてまして、細かいところで以下のようなコルクにも違いがある。





写真はイルフェボーさんのワインに使っているコルクなんですけど、手前が2021ビンテージで使っていたコルクで、奥が2022年ビンテージのコルク。

何が違うかというと合成コルクではあるんですけど規格が違う。
手前の22年ビンテージがDIAM5で、奥の21年ビンテージがDIAM1

このDIAMてのがフランスのコルクメーカー「Diam Bouchage」社製の圧搾コルク「DIAM」のこで、「DIAM」は、ワイン汚染の原因物質TCAによる品質劣化を防ぎ、さらに酸素の透過率を低減することで安定的な長期熟成を可能にする高品質のコルクで、品質保持意識の高い生産者に支持されているそうです。

そのDIAMコルクにも等級があって1〜30まで。
30までといっても1.5.10.30の4種類でこの数字が有効期限を表しているそうです。

要は1だとコルクの性能維持期間が1年ってことで5だと5年。
30だと30年らしいけどあるんかなぁ。

当然数字が若い方が安いらしい。

なので、早く現金化したいってことで早飲みワインを作るときは1を、それなりに熟成して楽しんでもらいたいワインを作る場合は5とか10とかを選ぶんですって。
そこら辺はワイナリーさんの考え方によって使うコルクも変わるのですけど、醸造委託の場合はそこらへんの自由度が低いそうです。
というか、いろんなところのを醸造委託で作るので仕入れも数の理論で統一させた方が有利だしってこともあるんでしょうね。どっちがいいとか悪いとかじゃない問題ではあるね。

なんて合成コルクを見ながら飲むのも楽しいんじゃね?
って思って新しい楽しみ方を教わったワインたちでした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025年02月02日 18時38分03秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X