呪縛からの開放の巻き
中学卒業と共に入団した、社会人のサッカーチームが思いの他強くて、というかとんでもなく強くて、それより何より、自分が下手過ぎだった。上手い人は、蹴る、止めるが正確で、更に走りのフットワークがずば抜けていた。当然私もその人たちのように成りたい!と思うのだが、これが本当に上手くいかない。基本の止める。が出来ない。基本の蹴る。が出来ない。更に走りも酷い。というか蹴って終わり。蹴った後直ぐに走り出すという意識、習慣がまるで無かった。これらを矯正するのはかなり大変で、先ずは基本の止めると、基本のインサイドキックばかりを練習した。数年掛けて、上の二つは何とか普通レベルにはなったが、最後の走りのフットワークはどうしても無理だった。何とかしようと試みるも、頑張ったから、一日数時間頑張ったからといって解消されるようなものでは無いというのはハッキリしていた。それでもニョロニョロ考え続けて十数年。とうとう呪縛から解き放たれた感じだ。きっかけは、チャリティーイベントのフットサル大会で、今期までFリーグに参加していた選手に再会して、(一時期一緒に練習させてもらっていた。仕事が忙しくなりフェイドアウトしてしまった・・・)疑問に思っていたことを質問できたこと。質問1 靴紐を縛る時に気をつけていることは?答え1 全ての靴紐を、緩めた状態にして足先から縛っていく。質問2 プレー中、足裏のどの辺りを床に着くのか?(具体的に)答え2 母子球の辺り。(ダイレクト?ダイレクト。)それと、同じフットサル大会でまるで羽が付いているようにスムーズに移動する選手がいて、その選手に質問できたこと。質問1 動きが凄くて驚きました! ところで踵が着いていないように見えましたが、 踵は床に着けていないのですか?答え1 極力着けていません。 踵を着くと一瞬遅れるから。家に帰り、裸足でボールを触ってみると、悪くは無い。しかし、シューズを履くとなぜかしら上手く行かない。何でだろう?自分の足を眺めているとやたらと幅が広い事に気がついた。計ってみると、なんと約10.5cm!つま先から6cm位のところで10.5cm今履いているシューズの足裏を見ると、とても細い。つま先から6cmのところで9cm更に調べると、靴の横幅を現す表示があって広いものだと4E足幅の広いところの外周を計ったときの値で26cm位らしいのだが、私は脅威の数値28cm!え~!これどうすりゃいいの?メゲズニネットで調べていくと幅広対応の靴というものがあることが解り早速店に見に行ったが、ものが無く。次の店でも狙いの靴が無く、諦めかけたところで、他の幅広の靴を見つけ履いてみると、思いの他フィット!足裏の見た目が今までの、すとーんと細長いのとは比べ物にならない位メリハリが効いていて、ドン・キュツ・トンという感じ。インソールを滑らないものに交換して、練習参加。まずまず良好!今日は、体育舘で走りの確認をしてきました。ジョグやダッシュをしてから、フットワークの練習をしてみると、恐ろしい程軽く滑らかに移動できた!意識しなくても踵が床に着かなくて、動きと動きの間に間が無くなるという衝撃的な出来事でした。確認のために前に履いていたストンとした靴を履いて試すと、頑張っても同じ動きが出来ない。何故かは解らないが、一歩遅れる感じ。今思えば、靴かよ!って感じだが、俺の人生はまぁこんなもんだろう・・・とりあえず一つ呪縛から開放された気持ちだ。良かった良かった。