緑 実 日 誌

今回の中止に関し、学生大会で報告した文章を原文のまま掲載致します。





学生大会発表内容全文

平成24年5月22日
第60回緑丘祭実行委員会
委員長　吉本　智


5月上旬に起きた大学での飲酒事故、またその影響に関し、委員会内、また、学長・副学長をはじめとする大学側との議論を重ねた結果、第60回緑丘祭は中止とさせていただきます。

今回の飲酒事故は小樽商科大学に大きな影響を与えました。
・1人の学生がいまだ意識不明であるという現状
・その回復を待ち続けるご家族
・事故以降、この小樽商科大学が小樽商科大学として外から受けているものの大きさ
すべて、関係無いと口では言えてしまえても、やはりそこから何かを受けていること、何かを受けなければいけないということは、まぎれもない事実です。

そういったものの重さを背負ったうえで、それでも商大がこの第60回緑丘祭を楽しめるのか？第60回緑丘祭が楽しい緑丘祭となり得るのか？

緑丘祭に深く携わるわたくしたちの答えは「楽しめない」でした。
これは作る側の「楽しめない」でもありますし、参加してくださる人たちの「楽しめない」、小樽商科大学としての「楽しめない」でもあります。

この答えは、緑丘祭のことを誰よりも深く考えているからこそのもので、
行ったうえでのこと、行わなかったうえでのことを真剣に考え、出した答えです。

そして、この答えには、
これから先の緑丘祭を「楽しい」緑丘祭にしたい
という、委員たちの、あまりに当たり前で、何より大切にしたい思いが込められています。

緑丘祭に関わるすべての方々、楽しみにしてくださった方々には、心からの謝罪をさせていただきます。

ただ、わたくしたち緑丘祭実行委員会という、誰よりも緑丘祭を楽しいものにしたいと願っている人間たちが出した答えだということで、どうかご理解ください


今後の方針として
わたくしたちは、つぎの緑丘祭を開催するために全力を尽くします。
つぎの緑丘祭を最高のものにするためにできることを、行っていきたいと思います。

来年度以降の緑丘祭の開催には皆さんのご協力が不可欠です。
今回の問題を商大全体のこととして捉え、一丸となって前へ進むためにも、
中止へのご理解と今後のご協力をお願いします。