2005/06/29(水)00:45
心療内科。
って言葉は、こころの病とお医者さんの垣根を低くしたよな、と思う。
正直、私の学生の頃って、心理やっても臨床で就職出来るのって、神経科とか
(心療内科って、1996年から標榜科目になったけど、それ以前はなかったし、
「うつ=精神病」的な見方をされている時代だったから、
『カウンセリングでの就職』っていうクチはなかったんだよねぇ・・・)
→ウツに関する覚え書き(フリーページ)にも記載アリ。
それか院に進むか、くらいしか選択肢がなかった。
だから、大学4年の時に『心療内科』なるものが登場した時は、
「画期的だー」と、ココロから思った。
うちの大学にもカウンセリングルームはあって、
週何回か、臨床担当の先生が入ってカウンセリングしてたけど、
そこを利用しているのって、うちの学科の人間くらいで、
やっぱ他の学科の人たちからは、敷居が高かったらしい。
まさか10年しないで、『ウツのCM』が流れる時代になるなんてねー。。
人間、ずっと強い人間なんて、居るわけないし。
どこかに弱さがあって、その弱さが何かのキッカケで表出するか、どうか。
強さだけに限らない、サディズムだって、マゾヒズムだって、
全部人間って持ち合わせてるものなんだ、って、私は思ってる。
ただ、何が強く出てきて人格形成に影響しているか、ただ、それだけ。
心理学が統計データの集合体だ、ということに疑念を抱いて、
『フロイトが嫌いだ』だの、『箱庭療法が嫌いだ』だの、
いろんな理由をつけて、結局臨床から逃げたカタチになった。
(私の専攻、教育心理学なんで・・・(・_・;))
でもね、大学1年生の頃に読んだ本、コレが・・・
「私はクライアントのすべてを背負ってしまうんじゃないか」
って危惧するキッカケになった。
精神分析入門(岩波新書)
犯罪心理学入門(中公新書)
ちなみに後者は、最近でもよくテレビでお顔を拝見する、
福島章先生(確か、上智大学)の著書だったりします。
読み物としては、かなり面白い、と、当時18歳の私は思ったんだけど、
これを職業にするのは、自分と向き合えない限りムリ、って思った。
自分を真正面から受け止められないのに、他人を正面から受け止めるのは、
クライアント(他人)に対して失礼だよな、っていう気持ち。
そしてなにより、自己防衛本能。
そして今、心療内科のお世話になってるんだから、不思議なモノですが。。
カウンセラーを目指す人たちに、ココロから言いたい事。
頑張ってね、って。
もっともっと、敷居を低くして、いっぱい人のココロを救ってあげてね、って。
私は、心理学でそれを果たすことが出来なかったから、
法律でそういうことが出来る人間になりたい、と思っている。
自分の対処で、その人の気持ちが晴れるように。
その気持ちがあるから、苦しくても頑張れる。
あー、脈絡なくなっちゃったね(・_・;)