『モンの悲劇 暴かれた「ケネディの戦争」の罪』
【中古】 モンの悲劇 暴かれた「ケネディの戦争」の罪 /竹内正右(著者) 【中古】afb 中国南部から、ベトナム、タイ、ラオスにまたがる地域に住むモン族(ビルマのモン族とは日本語表記が一緒なだけで、別系統)の現代史。ベトナム戦争後アメリカに亡命できた彼らの物語としてはクリントン・イーストウッドの『グラン・トリノ』が有名か。 サブタイトルが「ケネディの戦争」となっていて、アメリカが主犯のような印象を受ける。しかし、第二次大戦後、国家なき民族であったモンを振り回したのは、フランス、南北ベトナム、アメリカ、中国、タイと多岐に及ぶ。 モン族はその全てからエクスペンダブルズな鉄砲玉な扱いを受けた。まず、フランス政府が対べトミン部隊してモン族部隊を結成。モン族内の対立を利用し、北ベトナム側もモン人を組織。フランスと摩擦をおこしつつ引き継いだアメリカはモン部隊を拡大。両陣営とも戦闘員のみならずアヘンの栽培にあたらし資金源ともしたのだった。北ベトナムが最終的勝利を収めたのは周知の通りだが、北ベトナムはいとも簡単にモン族の自治区を取り上げたのだった。 難民化したモン族はアメリカだけでなく、仏領ギアナにも入植させられまさにディアスポラにふさわしい。 スタローンも『ランボー』続編を作るのなら、真のエクスペンダブルズであるモン族に焦点を当てた映画を作るべきと感じた。 PS.現代以前の部分の記述には怪しい部分あり。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】【DVD3枚3000円2倍】グラン・トリノ [ ビー・ヴァン ]にほんブログ村