061982 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

羽根と私とフワフワと。

羽根と私とフワフワと。

お誕生日プレゼント【カービー1991様から】

私は楠木 麻衣。受験に忙しい中3なのです・・・。
 そんな私でも、好きな人がいたりするわけで・・・
 その人の名前は宮木啓介って人で。
 人気者で、頭良くて、スポーツできて・・・と、
 同じ3年生なのに、私とは次元が違いすぎるよ。
 だって私はバカだよ?!スポーツだってできないし・・・
 何にも取り柄がないのね。明るいわけでもないし・・・

 って宮木君がこっちに来た・・・!!
 どーしよう?隠れる場所ないって・・・ここ机だよ?
 うぅぅ・・・しょうがない寝たふりしとこう。

 「お~い・・・楠木ぃ。これ教えてほしいんだけど~。」

 そう話しかけられた麻衣は、恥ずかしいと言わんばかりに 起き上がる。

 「ん~?何を教えるの・・・?」
 「いやぁ~実は、これ、どーやって再生させるの・・・?」

 実は啓介は、携帯、MDなどといった物の機会類がニガテなのだ。

 「いいよー。ここはね、このボタンを押すと良いんだよ~。」
 「うおぉ!そんなに簡単だったとは!!助かったわぁ、サンキュ~。」

 そう言って啓介はニッコリ笑うと、自分の机に戻るのかと思った。
 でも、そうではなかった。

 「そうういえば、井ノ上って楠木の事好きなんだってなぁー。
  井ノ上ってカッコイイし、優しいからオススメだよ。」

 といきなり言い出したのだ。 

 「へっ?」
 
 ビックリした麻衣は、思わず間のぬけた声を出していた。

 「いや、ホント、ホント。あいつ人気だから良いんじゃないの~?
 じゃ、早速俺はこの曲聞いてくんね~。」
 え・・・?何それ・・・宮木君は私の事が好きじゃないから、そう言えちゃうの?
 私は宮木君が好きなのに・・・
 確かに井ノ上君も人気者だけど・・・私はやっぱり宮木君だよ・・・
 何か・・・何か悲しいよぉ・・・

 その時だった。カワイイけど、ぶりっこだと言われている、
 佐々木 えりかが言っていた事を麻衣は聞いてしまった。

 「実はぁ、えりかねぇ~、啓介ちゃんに告ったのォ~~v」
 「えっ?マジィ?で、どーなったぁ?」
 
 とえりかの友達が聞いていて、えりかが答えていたけれど、 
 麻衣はショックで聞いていなかった。
  そして、そのまま倒れてしまった・・・
        モウカレハカノジョノモノナンダ・・・

    ・・・・・・・・き?・・・の木?・・・おーい、楠木ぃ・・・
  あれ・・・?宮木君の声がする・・・

 「って、ここどこ・・・?」
 「うわぁ!楠木やっと気付いた・・・。俺、もう凄く心配だったんだよ~。
 楠木、いきなり倒れちゃうんだもん。」
 あぁ、そういえば私、佐々木さんが言ってる事がショックで・・・
 「そっか・・・ごめんね。もう大丈夫だから、教室戻ってていいよ?」
 
 そう言って立とうとすると、すぐにフラッときてしまい、
 麻衣はベッドに倒れそうになった。

 「あぁー、危ないでしょ~?まだ無理しないで寝てないと。」

 そして、啓介は倒れそうになった麻衣を支えて、ゆっくりとベッドに寝かせてあげる。
 
 「・・・・・・じゃないの?」
 「ん~?」
 「さ、佐々木さんが待ってるんじゃないの?」
 
 啓介は、驚いていたが、言ってる事を理解したようだった。
 「それって佐々木が俺に告ったって事?
 それなら、俺はフッたよ。好きな人がいるからって。」
 「そうなんだ・・・。」
 
 とは言いつつも、麻衣は驚いていた。
 
 「ど、どんな子なの・・・?」

 気になるから、ドキドキしてながら聞いている麻衣。

 「そいつ~?とにかくカワイイの!!女の子っぽくてさぁー。」
 「へ、へぇ・・・」
 そーなんだぁ・・・そしたら、完璧に私じゃないじゃん。
 「でも、そいつ自信無さげなの。自信持てばもっとカワイイのにな~。なぁ、楠木♪」
 「はぃぃ?!」

 麻衣はいきなり自分に同意を求められてビックリした。

 「だから~、俺がカワイイと思うのは楠木なの。わかる~?」
 「う、うん・・・」
 びっくりした・・・宮木君が私の事カワイイと思ってくれるなんて・・・夢見たい・・・
 
 「んで、俺が何を言いたいかわかる・・・?」
 「いや、全然・・・」

 麻衣はカワイイと言われて、ほんのり顔を赤らめていた。
 啓介は次に言う事を考えているからか、少し顔が赤かった。

 「だよなぁ。えっと・・・俺は楠木が好きだよ。
 だから、付き合ってほしいです。」

 その時の麻衣の顔は真っ赤なリンゴみたいだった。   
 
 「え・・・あ、えっと、私も・・・宮木君が好きだよ・・・。」
 「ホント?!俺てっきり楠木は井ノ上が好きかと思ってた・・・
 だから、メッチャ嬉しいんだけど!!」
 
 そう言って、啓介は麻衣の目の前に座り、

 「これからもよろしくな、麻衣。」
 
 と言って、麻衣の唇を塞いだ。
    2人の顔はとても幸せそうだった・・・。 
            ~~このシアワセいつまでもつづけ


  この小説は多恵子0525さんのお誕生日お祝いです!!
 かなり遅くなってしまって、本当に申し訳ないです。。。
 書き終えて、UPしてから、この小説はホントに切ないのか・・・とか、
 リク通りに書けたか不安になってきました(ぇ
 こんな小説で良ければ、お持ち帰りして頂けると嬉しいですw
 この小説は多恵子0525さんだけのお持ち帰りです。
 これからも、こんな僕ですが、仲良くしてやって下さいw


(~管理人のコメント~)
飾るの遅くなってごめんね!
えぇと、とても好きな感じの小説ですよv
宮木くん、うちの彼氏と苗字似てます(笑
キスシーン・・・大好きです(ぁ
とっても大好物なのですvvv(ぁ
前半は切なく、後半あったかいですv
いいね、ほかほかカップルv(ぁ
本当にありがとうございました!
H17/9/13


© Rakuten Group, Inc.