お誕生日プレゼント【カービー1991様から】私は楠木 麻衣。受験に忙しい中3なのです・・・。そんな私でも、好きな人がいたりするわけで・・・ その人の名前は宮木啓介って人で。 人気者で、頭良くて、スポーツできて・・・と、 同じ3年生なのに、私とは次元が違いすぎるよ。 だって私はバカだよ?!スポーツだってできないし・・・ 何にも取り柄がないのね。明るいわけでもないし・・・ って宮木君がこっちに来た・・・!! どーしよう?隠れる場所ないって・・・ここ机だよ? うぅぅ・・・しょうがない寝たふりしとこう。 「お~い・・・楠木ぃ。これ教えてほしいんだけど~。」 そう話しかけられた麻衣は、恥ずかしいと言わんばかりに 起き上がる。 「ん~?何を教えるの・・・?」 「いやぁ~実は、これ、どーやって再生させるの・・・?」 実は啓介は、携帯、MDなどといった物の機会類がニガテなのだ。 「いいよー。ここはね、このボタンを押すと良いんだよ~。」 「うおぉ!そんなに簡単だったとは!!助かったわぁ、サンキュ~。」 そう言って啓介はニッコリ笑うと、自分の机に戻るのかと思った。 でも、そうではなかった。 「そうういえば、井ノ上って楠木の事好きなんだってなぁー。 井ノ上ってカッコイイし、優しいからオススメだよ。」 といきなり言い出したのだ。 「へっ?」 ビックリした麻衣は、思わず間のぬけた声を出していた。 「いや、ホント、ホント。あいつ人気だから良いんじゃないの~? じゃ、早速俺はこの曲聞いてくんね~。」 え・・・?何それ・・・宮木君は私の事が好きじゃないから、そう言えちゃうの? 私は宮木君が好きなのに・・・ 確かに井ノ上君も人気者だけど・・・私はやっぱり宮木君だよ・・・ 何か・・・何か悲しいよぉ・・・ その時だった。カワイイけど、ぶりっこだと言われている、 佐々木 えりかが言っていた事を麻衣は聞いてしまった。 「実はぁ、えりかねぇ~、啓介ちゃんに告ったのォ~~v」 「えっ?マジィ?で、どーなったぁ?」 とえりかの友達が聞いていて、えりかが答えていたけれど、 麻衣はショックで聞いていなかった。 そして、そのまま倒れてしまった・・・ モウカレハカノジョノモノナンダ・・・ ・・・・・・・・き?・・・の木?・・・おーい、楠木ぃ・・・ あれ・・・?宮木君の声がする・・・ 「って、ここどこ・・・?」 「うわぁ!楠木やっと気付いた・・・。俺、もう凄く心配だったんだよ~。 楠木、いきなり倒れちゃうんだもん。」 あぁ、そういえば私、佐々木さんが言ってる事がショックで・・・ 「そっか・・・ごめんね。もう大丈夫だから、教室戻ってていいよ?」 そう言って立とうとすると、すぐにフラッときてしまい、 麻衣はベッドに倒れそうになった。 「あぁー、危ないでしょ~?まだ無理しないで寝てないと。」 そして、啓介は倒れそうになった麻衣を支えて、ゆっくりとベッドに寝かせてあげる。 「・・・・・・じゃないの?」 「ん~?」 「さ、佐々木さんが待ってるんじゃないの?」 啓介は、驚いていたが、言ってる事を理解したようだった。 「それって佐々木が俺に告ったって事? それなら、俺はフッたよ。好きな人がいるからって。」 「そうなんだ・・・。」 とは言いつつも、麻衣は驚いていた。 「ど、どんな子なの・・・?」 気になるから、ドキドキしてながら聞いている麻衣。 「そいつ~?とにかくカワイイの!!女の子っぽくてさぁー。」 「へ、へぇ・・・」 そーなんだぁ・・・そしたら、完璧に私じゃないじゃん。 「でも、そいつ自信無さげなの。自信持てばもっとカワイイのにな~。なぁ、楠木♪」 「はぃぃ?!」 麻衣はいきなり自分に同意を求められてビックリした。 「だから~、俺がカワイイと思うのは楠木なの。わかる~?」 「う、うん・・・」 びっくりした・・・宮木君が私の事カワイイと思ってくれるなんて・・・夢見たい・・・ 「んで、俺が何を言いたいかわかる・・・?」 「いや、全然・・・」 麻衣はカワイイと言われて、ほんのり顔を赤らめていた。 啓介は次に言う事を考えているからか、少し顔が赤かった。 「だよなぁ。えっと・・・俺は楠木が好きだよ。 だから、付き合ってほしいです。」 その時の麻衣の顔は真っ赤なリンゴみたいだった。 「え・・・あ、えっと、私も・・・宮木君が好きだよ・・・。」 「ホント?!俺てっきり楠木は井ノ上が好きかと思ってた・・・ だから、メッチャ嬉しいんだけど!!」 そう言って、啓介は麻衣の目の前に座り、 「これからもよろしくな、麻衣。」 と言って、麻衣の唇を塞いだ。 2人の顔はとても幸せそうだった・・・。 ~~このシアワセいつまでもつづけ この小説は多恵子0525さんのお誕生日お祝いです!! かなり遅くなってしまって、本当に申し訳ないです。。。 書き終えて、UPしてから、この小説はホントに切ないのか・・・とか、 リク通りに書けたか不安になってきました(ぇ こんな小説で良ければ、お持ち帰りして頂けると嬉しいですw この小説は多恵子0525さんだけのお持ち帰りです。 これからも、こんな僕ですが、仲良くしてやって下さいw (~管理人のコメント~) 飾るの遅くなってごめんね! えぇと、とても好きな感じの小説ですよv 宮木くん、うちの彼氏と苗字似てます(笑 キスシーン・・・大好きです(ぁ とっても大好物なのですvvv(ぁ 前半は切なく、後半あったかいですv いいね、ほかほかカップルv(ぁ 本当にありがとうございました! H17/9/13 ジャンル別一覧
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