自傷♪病気になってスグくらいからはじまった 手首 手の甲 指 腕 ツメキリ カッター ハサミ トゲヌキ 割ったCDケース とにかく切れればなんでもよかった 切って 切って 切って・・・ 最初は なんとなくだった 自傷行為なんて 知らなかった リストカットなんて言葉も・・・ だから パパに聞いてみた 「私、おかしいのかなぁ?」 そう言って デザインカッターで切った手首を見せると パパは 特に何も言わずに 傷にオロナインを塗ってくれた・・・ 「やめなさい」 なんてこと ヒトコトも言わずに・・・ 何かあっても 何もなくても ただひたすら 毎日と言っていいほど切り続けた・・・ かさぶたになった傷・・・ 治りかけの傷・・・ そんなの関係ない その上から更に切りつける・・・ 痛みも感じなくなるほど・・・ 手の甲はグチャグチャ 自分で見ても気持ち悪い傷・・・ 倍に腫れ上がった手・・・ 手首もグチャグチャ・・・ 指には コンパスの針で開けた穴もあった・・・ どうして・・・? 最初は 「人、傷つけるくらいなら、自分を傷つけよう・・・」 そんな気持ちだった気がする 何かあっても 誰かにあたるようなことはやめよう 全部自分がいけないんだ 全部 全部・・・ 私が・・・ パパも ママも 何も言わなかった 傷を見ても 黙ってた 「やめろ」 って言われて やめられたら 苦労しない・・・ そのうち 何で自分は 自分で 自分を 切っているのかも解らなくなってたんだと思う 泣きたくなって どうしようもない気持ちのとき 嫌なことがあって どうしようもない気持ちのとき 恐かった・・・ 淋しかった・・・ 本当は 淋しかった 夜 ひとりでいるのが恐かった・・・ 膝を抱えて泣いていても 誰もそばにいてくれない・・・ どうして淋しいのか どうして 何が恐いのか そのうち そんなのすら解らなくなって・・・ 唯 ひたすら 何に怯えてるのかも解らないまま 唯 ひたすら 自分を切っていた 切り続けて 泣き疲れて 気付くと朝になっていて・・・ 腕を曲げた瞬間激痛が走って・・・ 現実に戻るんだ・・・ 種 植えたら 芽でも生えてくるかな・・・ そんな冗談を言いながら 友達と笑ったり・・・ 自分の傷は隠さなかった 約8年間 「人を傷つけるよりも自分が傷ついたほうがいい」 そう思って切ってきた・・・ だけど そうすることによって 目には見えない刃物で 私は 私の大切な人たちを その何倍も 傷つけていたんだ・・・ それでも やめられなかったのは・・・ 今となっては理由がよく解らない・・・ 2003年4月8日 この日以来 刃物で 自分を切ることをしなくなった 切りたくなるときは 山ほどある・・・ ハサミを握り締めてる日も 数え切れない・・・ だけど それはもう許されない・・・ 私の悪いところを持って 消えていった命に対して・・・ それなのに・・・ それなのに・・・ 結局 私はやめることができない・・・ そんな やるせない気持ちが もうひとつの病気を生み出したのかもしれない・・・ 昔より 泣かなくなった・・・ 泣けなくなった・・・ つらいことをつらい って 苦しいことを苦しい って 淋しいときに淋しい って・・・ 気づいたら 言えない自分に逆戻りしていた・・・ 気づいたら 私以外に 私を傷つけさせるようになってた・・・ 結局それは 私自身で 私を傷つけているのと 一緒だった・・・ 前より増して 傷つける量 回数は 増えていたんだ・・・ 大好きな人を 哀しませたくないのに・・・ 大切な約束を守るために 自分自身で決めた 約束を守るために 刃物は持たないって決めたのに・・・ 病気になって10年目 今もまだ残ってる手首の傷 腕の傷 自分で自分抑えるために 自分で自分コントロールするために きっと ずっと 切り続けてた ジャンル別一覧
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