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カテゴリ:高知新聞
皆さんにどうしても、読んでもらいたい記事です。 映画「ALWAYS三丁目の夕日」の時代に重なるテレビっ子第一世代にとって、子供番組の強力スポンサーといえば不二家だった気がする。 不二家のペコちゃんはその時代から子供たちのアイドルだった。 ママの味のミルキーや、果実風味クリームの入ったルックチョコレートも店頭から撤去されてしまい、やたらに寂しい。 期限切れの牛乳や卵などを洋菓子の材料に使っていた問題では、おわび会見で社長や役員が頭を深々下げていた。 ペコちゃんもきっと、お客に神妙な面持ちでペコリ謝りたいに違いない。 ミルキーが全国販売を開始したのは昭和27年。 ペコちゃんは25年生まれの永遠の6歳。 ボーイフレンドのポコちゃんは7歳という。 昭和に誕生したイメージキャラクターの中では数少ない「現役」で、二人の人形や、顔の描かれた看板がオークションでびっくりする高価で取引されている。 そんなペコちゃん、ポコちゃんに降ってわいた大ピンチ。 食虫毒事件を起こした雪印の牛乳は、パッケージを青基調から真っ赤に一新したメグミルクに変った。ペコちゃん、ポコちゃんも住んでいる家を替わる羽目になるかもしれず、ペコリとする胸の内はいっぱいであろう。悪い大人のために、ペコちゃんらが悲しい思いをして可愛そうだ。
ほんとにそうである。 雪印の問題も数年前の事。なんのための事件、事故であったか。 食品関係業者にとって、どれほどのダメージがあったか、もう忘れたのか? 不二家については、あまりにもお粗末極まりない。 食といえば、関西テレビ放映の「納豆ダイエット」のデータ捏造疑惑も許せない。 納豆屋にとっては、嵐のような、出来事だった。 私は氷山の一角だと思う、次はどの業者があげられるのか? 個人にとっては、恐ろしい。 食品業者の皆さん、胸に手をあてて、冷静になってほしい。
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