カテゴリ:〇日本料理店ならでは・・・食材のご紹介
三重県最北端 いなべ市
「阿下喜 あげき」の 日本料理 昭栄館 の料理長のブログ。 ↑ いなべ市ってこんなところ。 『丸十』とはこれの事です。 『サツマイモ』ですね。 日本料理の世界では、サツマイモの事を『丸十』と呼びます。 「薩摩藩」の島津家の家紋が丸に十なので、こういう風に呼ぶのです。 料理屋では、細めの丸十を仕入れ、「クチナシの実」で色付けします。 『丸十レモン煮』 1 クチナシの実をペンチようなもので割った(色が出やすい)後、ガーゼに包みます。 2 丸十を適当な大きさに切ります。 2 お鍋に丸十・水・クチナシ入りガーゼを入れコトコト煮ると、自然な黄色が付きます。 天然の着色料と言うことですね。 3 しばらくさらした後、お砂糖・塩・水で炊き上げます。 冷めてからレモン汁を加えて『丸十レモン煮』の完成です! 彩りがいいので、この時期、料理屋では八寸や焼き物のあしらいとして登場します。 甘酸っぱくて、いい口直しになりますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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今、サツマイモが家に大量にあるし、クチナシもちょうどお正月の栗きんとん用のが余っているのでやってみようかしら。綺麗な黄色ですね~。
(2006.10.10 09:23:11)
satoko.s3702さん ありがとう!
クチナシの実を割るたびに、若かったあの頃を思い出します。 修行時代、一年目の仕事の一つでした。 八寸場の「栗」・「丸十」用に 煮方の「慈姑 くわい」用に 今となっては厳しい修行もいい思い出・・・。 (2006.10.10 23:11:20) |
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